【2024/11/21~11/25】
色本侑加 個展
最終目標→しあわせ
会期 2024年11月21(木)-11月25日(月)
開廊時間 11時~20時(最終日は18時まで)
色本侑加の初個展を開催します。
「活力をもって生きていくためには目標が必要だ。わたしはその目標をしあわせだと定めたい。なかなか上手くできないけれど、わたしが消えないように、ずっと楽しく生きれるように、妥協はしちゃいけないんだ。」
〇色本侑加 プロフィール
2003 千葉県生まれ
武蔵野美術大学在学中
【2024/11/14~11/18】
島田 江美子 個展
“ribbon”
会期 2024年11月14日(木)-11月18日(月)
開廊時間 11時~20時
【2024/10/31~11/11】
東ひかり 個展
「まだ馬の水晶体であったころ」
会期 2024年10月31日(木)-11月11日(月)
※会期中火曜日・水曜日は休廊
時間 11時~20時
「メロが真冬に死にました。小さな身体が寒いだろうと思って泣きました。
獣のたましいについて考える時、あらゆる存在にとってひらかれた楽園が欲しいと思います。
そこは、暖かくて、食べ物に困らず、苦しみや痛みがない場所です。
私が死んだときは、その楽園に行って、彼女をもう一度抱きしめたいです。
<私たちがまだ小さな鳥類の一対の眼球であったとき、それは薄緑色で、あなたが好きで好きでたまらなかった。あなたを眺めたい、そのためだけにその小鳥は内斜視になって、次の季節を待ち続けた。意識と身体をばらばらにして、やわらかな液体に浸して溶かしながら。さまざまに姿形を変えて、一瞬のあいだ、こうして人間の女の子に生まれることができてうれしい。<こうやって、ハグができる!>身体にはもう慣れた?私はまだ、きっと、死んでもずっと。鋭くなくなっていくことは悲しい、けれど、こころも自然の一部なのだから、きっと切なくなってはいけない。>」
東ひかり プロフィール
平成9年9月9日生まれ
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業
〔個展〕
2024「ベッドサイド・ユートピア」(新宿眼科画廊 / 東京)
〔グループ展〕
2019 「第69回 学展」(国立新美術館 / 東京)
2018 「めぐる」(デザインフェスタギャラリー / 東京)
〔賞歴〕
2019 第69回 学展 特別奨励賞
〔出版〕
2024 エッセイ「小さな機械」刊行
2023 日記「Girl with short cut, about 20 years old, staring at us.」刊行
〔X(Twitter)〕
〔Instagram〕
【2024/10/18~10/27】
Karen Sakashita ”You found me”
Karen Sakashita second solo Exhibition
会期 2024年10月18日(金)-10月27日(日)
※会期中火曜日・水曜日は休廊
時間 11時~20時
今回の個展では、学生時代の作品から新作のものまで幅広くセレクトして展示しております。
私の作品は、主に私生活で経験した事によって私がどのように感情的な影響を受けるかということに焦点を当てています。私は常に、私の経験に人々がどのように関わることができるかを探求しています。私は、観客と経験や感情を共有することで、観客との交流を楽しんでいます。作品を通して共感や新たな視点を見つけて頂ければ嬉しいです。
◯ Karen Sakashita プロフィール1995~
ファインアーティストとして日本で活動中。
展示歴
グループ展など:
2017
・Tate Exchange (ual) テートモダン、ロンドン、イギリス
2018
・Message from The Known (ual), Petrie Museum, UCL ロンドン、イギリス
・A5(Zine)、ロンドン、イギリス
・Wotisart(Zine)、ロンドン、イギリス
・A(r)tman, Fillet Gallery, ロンドン、イギリス
・Homing, UBI Fine Art, ロンドン、イギリス
2019
・Come together: Art and politics in a climate of unrest (ual) テートモダン、ロンドン、イギリス
2023
・人展、ギャラリー国立
・春のあしおと展、STORIES TOKYO
・「失くした時代」、gallery hydrangea
・Art&Graphic exhibition (2023.September)~創造のイノベーション~、RECTO VERSO GALLERY
・「Mushroom Lovers」展、ギャラリー国立
2024
・AND LINKS Selection I、GALLERY AND LINKS 81
・【春のあしおと展2024 Part-1】、STORIES TOKYO
個展:
2023
・arcane、gallery filmo
【2024/10/04~10/13】
⽊村有輝⼦ 個展
まぶたの裏の⾵景画
会期:2024年10月4日(⾦)-10月13日(⽇)
開廊時間:11:00-20:00 (⽕・⽔曜⽇休廊)
過ぎゆく日常の中で忘れたくても忘れられない光景というものがあるというなら、それは記憶の中にどのように刻まれていくのだろうか。個人的な話だが私の場合、まぶたを閉じた時に映像が流れるようにして刷り込まれていくことが多い。忘れられない言葉を発した人間やその場にいた動物の表情、空気の湿度、匂い、それらがまぶたの裏で再生されると同時に何度も何度もリフレインする。
人は様々なモノを見て記憶して自分の中に取り入れる。今回の個展では私の中で見た風景や生き物などの記憶を独自の解釈で咀嚼し再構成した心象風景を絵画、立体、映像、ドローイングなどで会場を構成して提示する。それにより鑑賞者の記憶が、心が、ほんの少しでも揺れうごいてほしいと願う。
【Artist】
〇木村有輝子
経歴
2014 さよなら大津英敏先生 銀座ギャラリームサシ
三大欲求点 DESIGN FESTA GALLERY
ART SENSE vol.2 Gallery Artsoup/星ヶ宮
ツノ展 DESIGN FESTA GALLERY
TAMA ART COMPETITION 2014
準大賞受賞 TURNER AWARD 2014
優秀賞受賞
2015 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻
何ものでもない私たち DESIGN FESTA GALLERY
2016 Emerging Artists 2016 Bambinart GaLLery
汐留ストリートフェスティバル2016summerグランプリ
2017 第4回 CAF賞展 入選
2019年 個展 「進華」 Room_412
moment ギャラリー美の舎
個展 「愛の巣にて幻を掴む」 ギャラリー美の舎
2020年 個展 「Identity Crisis」Room_412
2021年 個展 「宇宙の凡人」Room_412
【2024/08/29~09/16】
シクラトウカ 個展
電気をつけたまま、よく寝た
Slept well even with the lights left on
会期:2024年8月29日(木)~9月9日(月) 火水休廊
開廊時間:11:00〜20:00
会期延長のお知らせ:9月12日~16日
作品追加の上、公開致します。
経験したことのある場面や景色、そこにあったものごとについて、色や線をずらしていくことによって可読性を下げ、平面の中に閉じ込めるようにして絵画制作をしています。自身の感覚や記憶、作業によって生じるズレや曖昧さが画面上でどのように現れるかによって、モチーフとして扱ったものごとに対して自身がどんな視線や感情を向けているのか、明らかにすることができると考えています。
〇シクラトウカ プロフィール
2001年 千葉県生まれ
2024年3月 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2024年4月 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 入学
個展
2023年2月『なかったことにできない』@スペースくらげ
2024年1月『ヘアクリップ』@多摩美術大学卒業制作展2024
【2024/08/01~26】
寿司みどり 個展「2013-2023」
この度、渋谷Room_412では寿司みどり 個展「2013-2023」を開催いたします。「普遍的な実感を伴う新しい人物画」を一貫して模索してきた寿司みどりは、「人物/群像」をテーマとして作品制作を行ってきました。寿司は対象の持つ外形のみならず内在する個性や心理、さらには環境等外的要因に依存する特性と対峙し、絵画として表現するというアプローチを行ってきました。今回の展示はこの独自の手法により制作してきた過去作品を俯瞰する試みになります。
本展示は前期と後期に分割して開催し、前期は小品を中心とした展示、後期は大作を中心とした展示となります。
会期 2024年8月1日(木)-8月26日(月)
前期:8月1日(木)-8月11日(日)
後期:8月15日(木)-8月26日(月)
※会期中火曜日・水曜日は休廊
時間 11時~20時
「過去作品から、前期は小作品を、後期は100号程度の大作を中心に選出し展示いたします。自分に対する興味から研究のような姿勢で自画像を描きはじめ、他人や人間という大きな括りでも絵画を描くように視点が変化してきています。絵画という方法を取るのは、完成までの工程や鑑賞時の自由度が高いと考えているからです。自分にとって本当に実感が持てるのは、自分が描いたものしかないと思い、見たことがない新しい実感がある絵画を見るために、絵画を描き続けています。」
◯寿司みどり Sushi Midori プロフィール
1987 岐阜県生まれ
2011 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
主な個展
2021「引火」Room_412 東京
2019「獲得するための群像」Room_412 東京
2017「人間の絵」Room_412 東京
主な受賞歴
2015「シブカル杯」準グランプリ
2014「1_WALL」ファイナリスト
2013「トーキョーワンダーウォール」入選
【2024/0706~22】
Room_412は2017年9月のオープン以来、7年間にわたり渋谷の地にて2室通しの変形ギャラリースペースという特性を生かした多数の企画展示を開催し、また、3331アーツ千代田主催のアートフェアへの2回の参加、shibuya-sanでの外部展示など、様々な活動を行ってまいりました。今回、諸般の事情によりスペースの縮小及び改修を行うこととなりました。
今後、スペースの縮小に伴い個展・二人展の開催、および企画展に重点をおいたギャラリーという方針を展開して参ります。
今回、弊廊の改修後の初の展示として、弊廊所蔵の作品を数点展示致します。
作品を展示させて頂いている作家は以下の通りです。
・眞藤雪乃
・Feiyu
・濱野裕理
・本木理紗
・マスコマユ
・河合真里
・寿司みどり
・木村有輝子
・佐々木万志帆
【2024/07/27~28】
“JERKY” first collection “The THRILOGY”
7月27日(土) – 7月28日(日)
11:00-20:00
Hikaru Genjima手掛けるジュエリーブランド”JERKY(ジャーキー)”がデビュー。
7月27日から2日間受注展示会を開催する。
“JERKY”は、デザイナー自身が目を黒く塗りつぶし、ファーコートを身にまとい、大量のシルバージュエリーをつけて街へ繰り出す、自身が体現してきた非現実的なキャラクターへと変貌する興奮をブランドで表現。
強く、抑圧に屈しないスタイルを確立させ、現実との差異をブランドのコンセプトとして掲げる。
全アイテムシルバー925を用い、デザイナー自身がワックスから手作業にて製作した重厚なコスチュームジュエリー。
リアルレザーにこだわり、2メートル以上のホースハイドにオリジナルのシルバーボタンをあしらったレザーアイテムなど計5点を展開。
・”THRILOGY BANGLE” silver925 bangle ¥170,000(+tax)
・”THRILOGY WING” silver925 two
fingers ring ¥110,000(+tax)
・”THRILOGY RING” silver925 signature ring ¥30,000(+tax)
・”TROMET” horse leather head accessory ¥80,000(+tax)
・”BRANDAGE” horse leather arm belt ¥45,000(+tax)
【2024/05/24~2024/05/26】
東蓮
たかいまぽこ
三上 遥
オユマリネ
ヤマモト
「19」
2024年5月24日(金)~5月26日(日)
5/24 14:00〜20:00
5/25 12:00〜20:00
5/26 12:00〜18:00
「19」と聞いて、多くの方は「20」に一つ足りない数字ということで、何となく中途半端で不完全なイメージを持たれるのではないでしょうか。
数字としても社会的立場としてもあいまいな私たちはこの現代社会でどう存在できるのか。
また社会に縛られるレッテルが外れた時、それは人として存在できるのか。
様々な悩みを抱えながらも、社会の逆風に抗い、もがきながら、少しずつ前に進もうとしている姿をアートを通して伝えます。
今回の展示は、それぞれの個性、価値観、人生を5人の共通点である「19歳」という危うさ、あいまいさをテーマにそれぞれの視点で表現します。
ぜひ、あなたの目で確かめてください。
【2024/05/16~2024/05/19】
つるひさてつお
デッドレターズ
2024年5月16日(木)~5月19日(日)
11:00〜20:00
最終日 11:00〜17:00
彫刻とは「亡霊を固定すること」と仮定して制作を行っています。本展覧会はそんな「亡霊」とハーマン・メルヴィル著「書記人バートルビー」の出てくるデッドレターズ(配達不能郵便)という観念の存在感の共通点から出発しました。「人へ伝える使命を持ちながら——–死へと急ぐ」と描かれた手紙たちについて考えることで亡くなった(またはこれから亡くなる)人や失われる物事のための彫刻を展開していきたいと考えます。
【Artist】
2014年東北芸術工科大学芸術学部美術家彫刻コース卒
現在 都内某所にて会社員として勤務
【2024/05/02~2024/05/08】
ふくしまだいち
“INCREASE DESCEND”
2024年5月2日(木)~5月8日(水)
12:00〜20:00
ぜんぶかいがであるし、ぜんぶぶかいがではない。ぜんたいがかいがであるから、ぜんたいをかいがにするひつようはない。かいがはどこかにあらわれ、わたしたちはそれをとらえる。
そのかんけいは、もっとフレンドリーであるはずだ。
【2024/04/17~2024/04/28】
⽵堂 史嗣(タケドウ フミツグ)
『100の目は交代で眠る』
2024年4月17日(水)~4月28日(日)
11:00〜18:00
(最終日28日 11:00〜17:00)
月曜日・火曜日休廊
本展覧会は、2023年の⼀年間毎週制作した50冊のアーティストブック(写真集)と映像作品を軸に、視覚における時間の流れと認識を探求するものです。アーティストブックは週ごとに異なる瞬間を切り取り、それぞれのページが⼀年という時の流れの中にある断⽚を提⽰します。これらのアーティストブックは閲覧者が⾃らのペースで写真を鑑賞し、作品を解釈するメディウムとして機能するでしょう。時間とともに変化する視覚⾔語を通じて、記憶と経験の重層的な構造を掘り下げます。
対照的に映像作品は作家のリズムによって制作されており、観客が⾃分のペースで作品を⾒るという感覚とは異なります。映像は特定の順序とテンポでイメージが展開され、観客はそのサイクルの中で視覚体験を強いられるからです。時間の進⾏とともに変化する映像の中で細かなディテールや瞬間が強調された視覚メディアを通じ、〈⾒せられること〉について深い洞察をもたらすかもしれません。
本と映像の組み合わせは視覚メディアが私たちの認識と感情に与える影響を探るためのメディウムとして機能することで、現実をどのように経験し、理解し、記憶するかを探る機会をもたらすでしょう。私たちは⾒る者としての⾃⼰の役割をどのように果たし、その過程で作品にどのような意味を付与するのかを問いかけることになります。この探求は写真や映像を通じて私たちが⽬撃する現実の多様性と複雑さを浮き彫りにし、最終的には⽬撃者としての私たちが持つ⼒と深い⾃覚を明らかにするものとなればと考えています。
【Artist】
【2024/04/11~2024/04/14】
大木花帆、小林藍、這澤朋、
平尾菫、藤本紗帆
カーブの始まりドーナツの入り口
2024年4月11日(水)~4月14日(日)
13:00〜20:00
(14日15:00〜お茶会/14日のみ18:00まで)
【2024/03/27~2024/03/31】
とみざわまきこ, L♡ve
〆ル
2024年3月27日(水)~3月31日(日)
3月27日(14:00〜20:00)
3月28日〜30日(11:00〜20:00)
3月31日(11:00〜19:00)
・とみざわまきこ
開けられていない、開けて欲しくない。閉じこめておきたい事を独り占めする。普段からそういう事が多いことに最近気がついた。
でもたまに開けたくなるから誰かに開けてほしい。そんな試み。
・L♡ve
〆ル、〆る、閉じ込める、最後にする。
肉体から解放されたい、肉体は魂の牢獄
それが叶わないのならばいっそ生身で戦うしかないのだ。
【Artist】
⚪︎とみざわまきこ
東京造形大学 絵画専攻 3年
〈X (旧Twitter)〉@tmimkiko
〈Instagram〉@tmimkiko
⚪︎L♡ve
〈X (旧Twitter)〉@pinkto_Love
〈Instagram〉@pinkto_Love
〈TikTok〉@pink_tol0ve
【2024/03/20~2024/03/24】
藤井智子 Tomoko Fujii
『まよう雨粒、おどる土』
2024年3月20日(水)~3月24日(日)
12:00 〜 20:00
(最終日のみ18:00まで)
3/20(水)18:00- オープニングレセプション
3/23(土)15:00-17:00 ワークショップ開催
※詳細は下記Instagramにて告知します
〈Instagram〉@tomofujii3
※展示期間中、アーティストによる公開制作があります
どこにでもつながっていて、現れては消え、また現れる水という存在と訪れた土地の土を触り、その関わりの中で感じ、描いています。
存在と存在が、触れ、触れられる、「ふれ合う」ことの痕跡が絵であり、日常に現れては消えていて、たくさんの、みえない絵があふれています。
「まよう雨粒、おどる土」は、北海道、岐阜、山梨、和歌山、岡山、インドでの滞在の痕跡です。
【Artist】
Tomoko Fujii 藤井智子
岡山県生まれ
2023年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域修了
2023年 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 国立新美術館、東京
Experimental Exhibition 多摩美術大学アートテークギャラリー、東京
2022年 個展「Like breathing water and soil」新宿眼科画廊、新宿
個展「Underwater walk」Gallery Q、銀座
CAF.Nebula 金沢展 2022 金沢21世紀美術館、石川
【2024/02/28~2024/03/03】
ペガこ / 石踊ミチ
バケツの底が抜けてもバケツ
2024年2月28日(水)~3月3日(日)
11:00~20:00
28日のみ13:00~
バケツの底が抜けてもバケツ(ばけつのそこがぬけてもばけつ)とは▽
1実態が変わっても本質は大して変わっていないこと。
2 今居る空間と、底が抜けた先の別の空間を行き交うこと。
私たちの考えや心情が他人のつながりや関わりによって形成されるとすれば、作られた作品にもどこか感情が宿るのかもしれない。
本展示では「バケツの底が抜けてもバケツ」という造語から二人の作家それぞれの解釈や写真、絵画、立体作品などが点在している。
誰かの繋がりや感情が絡んで生まれた作品を通して、新たな視点を覗いてみてほしい。
【Artist】
○ペガこ
女子美術大学 洋画専攻4年
止まらないで過ぎ去って動く時間をじっと見つめられたらなと思って形を残しています。
[グループ展示]
2022 「果敢無し展」(IZUMO GALLERY / 東京)
2023 「おへんじ展」(新宿眼科画廊/東京)
2023「Shisha × Art vol.14」(SHISHA de TREE/東京)
〔賞歴〕
2022 チャーム・ケア・コーポレーション第20回アートギャラリーホーム展 入選
2023 GOLDEN 学生サポーター ドローイングセンター賞
〔Twitter〕
@pepepegako
〔Instagram〕
@pegakooo
○石踊ミチ
女子美術大学 ヴィジュアルデザイン専攻4年
無表情の奇妙な生き物を、現実の世界や人に纏わり纏われる様子をストーリー形式で展開させる。
画材に紙粘土を乾燥させたものを使用し、軽石を削るようにゴシゴシと綿布に描く行為は幼少期の何も知らなかった自分を思い出す意識をさせる。
[グループ展示]
2022 「イスノウエ〜(いすのうえから)」(さんさき坂カフェ/東京)
2023 「24時の脱皮」(Room_412/東京)
2023 「五美大交流展」(銀座洋協ホール/東京)
2023 「showcase vol.42」(アトリエ三月/大阪」
〔Twitter〕
@ishiodorimichi
〔Instagram〕
@ishiodorimichi
【2024/02/21~2024/02/27】
高橋祐亮
自室境界にて
2024年2月21日(水)~2月27日(火)
11:00〜20:00
(21日:14時~20時/27日:11時~16時)
本展示は自室をモチーフにした映像作品「自室境界 END-2」と、この映像作品の制作過程で生まれたいくつかの習作から構成されている。これらの作品に出てくる部屋は私が現在住んでいる鎌倉の借家がモデルになっている。特徴はないが素朴なこの家の片隅にある自室を私は大変気に入っている。しかし、本制作においてはそのような偏愛的な感情は片隅によけられている。本展示、特に「自室境界END-2」におけるテーマは、自室の不可視な変容と、そこに身を置く居住者のふるまいについてである。堅牢で親密、そして自由な自室は確かに存在すると思う。しかし、それは不変のものではありえない。物質的には変化していないはずの自室が、気が付いた時には牢獄になっていることがある。震災やコロナを経験した私たちはそのことを、身を持って知っている。本制作では私自身と自室の関係性を起点に不条理で不可視な自室の変容とその空間に身を置く居住者の様子を、ゲーム表現を通して描きだすことを試みる。
支援 : 令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 創作支援プログラム / 令和5年度公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団
展示情報WEB:https://www.yt92.tokyo/exhibition-2024-room412
【2024/02/16~2024/02/18】
栗田 頌久(Kurita Nobuhisa)
「無起源 non-origin」
2024年2月16日(金)~2月18日(日)
11:00〜20:00
初日16日15:00〜20:00
自分の生活すべて、過去の誰かもやったことのように感じる。
それは5分前の誰かであり、3,000年前の誰かでもある。
今回の展示では、多岐にわたる作品を通してそのデジャヴから抜け出す糸口を探った。
「無起源」をテーマにチームでの制作を試みました。
是非、展示にお越しください。
【Artist】
〇栗田 頌久(Kurita Nobuhisa)
書をルーツとして、時間の隔たりがある複数の事象に繰り返しを認識した際の虚無感や不気味さを想起させる作品を制作している。
1997年 北海道南幌町出身
2020年 北海道大学 経済学部 卒業
2022年 個展
▽関連リンク
・HP:https://www.kuritanobuhisa.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/nobuhisa_kurita/
・X(Twitter):https://twitter.com/nobuhisakurita
【2024/02/10~2024/02/11】
木村夢 人間展
永遠に続くものほど退屈なものはない
2024年2月10日(土)~2月11日(日)
12:00〜20:00
🩸写真
人間と妖怪、または神聖なるもの
(日本雨女、中国雪女)
街の光景のきりとり
🩸書 言葉
捨てられるはずの日記
短編集( TOKO、わかってる娘など)
未熟な墨の字
散文 言葉遊び
(その他図工、実験)
手のスケッチ
夢にてみた光景
人間の抜け殻の代物
ZINE
など
_____________________
自然の産物や幼少期の自分自身に勝ることはないがそれでも素晴らしい現実をなかったことにはしたくないという思いのもと、個展をひらくはこびとなりました
どなたでも、ぜひおもしろがりにいらしてください🥋
【】
水越千晶、宝田勇樹、藤井倭
「パレンテシ」
2024年1月24日(水)~1月28日(日)
11:00〜20:00
初日のみ14:00〜
【2023/11/23~2023/11/26】
No,44 / NOGCHI
歪形を抱く
2023年11月23日(木)~11月26日(日)
12:00~20:00
初日オープン 15:00〜
最終日 〜18:00
写真家No.44 と 絵描きNOGCHI による共同作品展。社会を生きる中で生まれた自我の歪み、他者から侵食される感覚をテーマに写真作品を制作。
誰しもが歪さを抱え生きている。そんな側面すらも自分の一部として受け入れ、愛していきたい。
【Artist】
○No,44
生きとし生けるものが纏う湿度を写す。
揺らぎ変容していく人間の精神をテーマに写真表現に落とし込み制作を行なっている。
2020年多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業。
◆展示歴
2020 公募展 「御苗場 vol.27 」レビュアー ハーパン・シリマ ノミネート
シーサイドスタジオCASO(大阪)
2020 個展 「stereotype」America Bashi Gallery (恵比寿)
2022 展覧会 「SensingTexture:Exploring Senses and AffectThrough EastAsianArtandFashion」 Curation by Renee GeOCAD UNIVERSITY(カナダ・トロント)
2022 Luxemburg art prize 芸術功労証書授与
2023 展覧会 「HERSTORY」An exhibition for all genders Viridian Artists Gallery(アメリカ・ニューヨーク)
○NOGCHI
生命の循環をテーマに制作。生と死の同居により感じる生命の力・生きる中で感じる混同とした精神のひずみを植物や人間・動物をモチーフに描く。2022年多摩美術大学大学院修士課程テキスタイルデザイン領域卒業。
◆展示歴
2022 個展 野口裕香展「廻りめぐる魂」 表参道画廊/ 東京
2022 多摩美術大学TUB 第17 回企画展 昭和大学× 多摩美術大学テキ
スタイル専攻「医術と美術Ⅱ」多摩美術大学TUB/ 東京
2022 リビエラアートフェアin 池袋 リビエラ東京/ 東京
2022 福島県西会津奥川地区中町集落アートプロジェクト「もの語りの層」
権現堂/ 福島
2022 Gallery shisha 企画グループ展 / 東京
2023 ARTNADOLL 主催アートパフォーマンス「dappy :」/ 東京
2023 山口なぎさ主催パフォーマンス「六畳半」/ 東京
【2023/11/18~2023/11/19】
ID:0006 ‘McGuffin’ / EXHIBITION 38
2023年11月18日(土)~11月19日(日)
12:00~20:00
[ ID:0006 ‘McGuffin’ ]
私はマクガフィンです。
私は生まれました。
私は何かを生む姿をしているようですが、
私は何も生みません。
私はマクガフィンです。
あなたはマクガフィンを知っていますか?
[ EXHIBITION 38 ]
白に黒を垂らす時、余白は白か黒か。
黒で線を引く時、描いているのは白か黒か。
黒を書いて、白を描く。
【2023/11/09~2023/11/12】
三戸晴輝 / あなたの血はアムステルダム展
2023年11月9日(木)〜11月12日(日)
12:00〜20:00 最終日12:00〜19:00
抽象表現による身体性をテーマに自分の身体や自分がこれまでに触れた他の人の身体の感触を思い出したり想像したりし絵画を制作しています。
【Artist】
○三戸晴輝
1998年 青森県八戸市生まれ
展示•受賞歴
2022 村上隆主催GEISA#21ホルベイン賞受賞
2022 村上隆主催GEISAI#22出展
2022 個展三戸晴輝渋谷Oak Cube東京
2021展示原宿デザインフェスタギャラリー壁画
2020 個展FUWAWACCHI 八戸
2020 セブ島アートプロジェクト参加
2020 個展expression展八戸
Instagram→_ha_ruki
【2023/11/01~2023/11/05】
Video Show
2023年11月1日(水)~11月5日(日)
14:00~20:00
Room_Aでは各作家の作品を個別の画面でご覧頂きます。
Room_Bでは、シアター形式で1日1作家の作品を上映します。
11/2:眞藤雪乃/YUKINO MAFUJI
11/3:EN KUMAGAI
11/4:Mixel
11/5:柳田美侑/MIYU YANAGIDA
【桒原幹治/KANJI KUWAHARA】
・生死(2019)6’44”
・交信論(2021)2’59”
・プライベートなセッション(2021)7’59”
・Objets #2(2022)8’11”
【眞藤雪乃/YUKINO MAFUJI】
・エンドロール/虎/2022(2022)
・エンドロール/ヒルマ・アフ・クリント『10の最大物 No.1 幼児期(The Ten Largest, No.1, Childhood)』の模写をする」(2023)11’29”
・エンドロール/高校1年生、ピエールアレシンスキーの「夜」を見ました。大学4年生、ピエールアレシンスキーの「夜」を模写しました。(2023)16’13”
作品が生まれなかった時も、目の前のものを作品と見做せなかった時も、作品が完成してしまうのも、この時間が終わってしまうのも、ひどく悲しい。たくさんの人の前に作品を置くたび、何かと引き換えに欠けていくものがあるように思う。それでも、疲れて帰ってきた作品を前にして、この先ずっと仕舞い込んでおくことを選べない。
抱えているタイルに人は目を向けず、それを敷き詰め終えた時にしか、きっと目が合わない。それなら、私はやっぱり、ひとりきりになるために文字を使っていたい。過去を見つめて。終わらない制作を。終わらない鑑賞を。(2023.05.眞藤雪乃個展「タイルを拾う人と」より)
【Mixel】
・IF~イマジナリーフレンド~(2022~現在)1’06”
・壊機械の夢 (カイキカイユメ)(2021)2’39”
※indie game「壊機械の夢」は実際にゲームを体験して頂くことができます。
【EN KUMAGAI】
【柳田美侑/MIYU YANAGIDA】
・絵を持って走る(2018)7’16”
・BIG JIDAN(2020)7’48”
・お父さん不倫しないで(2020)8’10”
・ポジティブさん(2022)12’32”
【2023/10/26~2023/10/29】
樋口実優
そのあと
2023年10月26日(木)~10月29日(日)
11:00~20:00
【Artist】
〇樋口実優
•ホームページ
【2023/10/11~2023/10/15】
南林 いづみ
亜熱帯の空墓地(あねったいのからぼち)
2023年10月11日(水)~10月15日(日)
11:00~20:00
初日オープン14:00〜
最終日 〜18:00
【Artist】
〇南林いづみ
1996年 長野県生まれ
秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻 卒業
◆受賞歴
秋田公立美術大学卒業制作展 秋田魁新聞特別賞
tugboat インディペンデント東京 審査員特別賞
吉田広二賞
坂田俊之賞
◆展示歴
2018年 個展「ハミング」 BIYONG POINT
2018年 東北学生選抜美術展 HATUGA2018
2019年 independent Tokyo 2019
2020年 個展「光るエターニティ」
2021年 個展「飽和の庭;ing」
2021年 個展「同じ背丈で浜辺に」
【2023/9/21~2023/10/1】
Remi Hayashi
Sensitive
2023年9月21日(木)~10月1日(日)
11:00~20:00
例えば、物語の中で登場人物の精神世界に入り込むとき。
あるいは、急に現れては消える耳鳴りや幻覚。
ある状態から別の状態に移行すること、またその別の状態から元の状態へ戻ること、
その時に生じる浮遊感のようなものに関心があります。
本展では、肉眼で見る景色としての映像や、映像と結びつけられた音を改変、解体したり、元の状態に戻したりすることで、このような感覚を追求することを試みています。
【Artist】
〇林 蓮実 Remi Hayashi
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科在学
website→https://www.remihayashi.com/
【2023/9/13~2023/9/17】
家入嘉寿馬/磯崎海人
未完全な地図
2023年9月13日(水)~9月17日(日)
11:00~20:00 ※初日13日のみ13:00~
ぼくたちは、世界がどのようなものなのか、また自分がどこにいるかを伝えたりするときに地図を用いる。地図とは、地球表面の一部あるいは全部の状況を記号化し、表象として表したものである。またそこには制作者の視点や思考も反映される。地図を作り人に見せることは、それらも含めた情報の交換でもある。
今までに「完全な地図」と「不完全な地図」があった。前者は幻想としてのみ存在し、後者は地図としてというより個人的な道標になりつつある。現代を生きるぼくたちには、ぼくたちの地図が必要だ。そしてそれは、「未完全な地図」なのではないだろうか。地図には、例えば初めてここに訪れたあなたが頼ったグーグルマップのように全て均一に測量し他者を一つの世界観に組み込む「完全な地図」を志向するものがある。それは全体なるものの視野を把握し発明することで、混乱と複雑性を飼い慣らそうとしていた。
それに対して、状況主義者たちは世界を単一のものではないものとして描写する「不完全な地図」を作った。それは、偶然にまかせながら都市でうごめき日常的な意識を切断する「漂流」という形式で街を観察することで、都市ネットワークの裂け目を認識しデータの集積とは違う地図の制作を可能とする。この試みは「完全な地図」が「完全」たり得ないこと、またそれを目指すことの過ちを暴露したものでもあっただろう。
一つの世界観に対する複数の断片的な世界観。その二つの世界観は対立関係だとされがちだが、本当にそうだろうか。あなたが観察した街を地図化したものは個人的なものだが、それについて他者と語ろうとするときは、一般的に伝わるものでもある必要がある。この個人的でありつつ一般的にもなり得るような地図が「未完全な地図」だ。駅前を広告が覆う再開発が盛んな渋谷の街並みは訪れるたびに変わっていく。それは常に文字(エクリチュール)が書き換え続けられる言説(ディスクール)と言える。たまに訪れては街を遊歩してなんとなくその言説を読んでいるぼくたちは、コロナ以降ようやく最近になって回復の兆しを見せ始めた「観光客」のような存在だろう。「観光客」は他者として訪れた旅先をなんとなく読むのでその土地について完全に理解することはできない。そしてそのような「観光客」的な態度のぼくたちがその認識の範囲内で観察し、個人の持ちうる語彙によって作る地図もまた、対象を正しく表象しきれていないため「不完全」になるだろう。
一方で既存の記号やグーグルマップ、実際の風景や音を用いており、それは一つの実在する空間を前提にしている。ぼくたちの地図は結果的に「完全」に近づこうとしているのかもしれない。そのような両義性を持ちつつ、本展は生成変化し続ける主体としての磯崎が生成変化し続ける街を現時点で仮固定して表したものであり、家入が地図(本展)があり得たかもしれない可能性を孕んでいることを示唆するものである。それを踏まえて、本展は今は未だ「不完全」だが、結果的に「完全」になるかもしれない地図を作り続けるというある種の表明であり、それを「未完全な地図」と名付けるものである。
【Artist】
〇家入嘉寿馬現実には存在しないが頭から離れずに執拗に回帰し、結果として現実にも影響を与えてしまう非現実の存在としての「幽霊」は、可能性としてぼくたちに取り憑く。その幽霊についてデカルコマニーを用いた絵画を制作している。1998年9月24日 神奈川生まれ
2023年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻在籍2021年 グループ展「AREA×7」 銀座中央ギャラリー
2022年 Idemitsu Art Award(旧シェル賞) 入選
2023年 グループ展 「SLOW MAIL」 gallery33
参加グループ展「EPIC PAINTERS Vol. 11」 THE BLANK GALLERY
上野の森美術館大賞 入選
個展 「Painting From The Underground」PATH ARTS〇磯崎海人
自身の自己同一性が場所や都市、コミュニティを移動する事で変化してしまう事を複数のパネルやブレたイメージ、地図や記号を扱い思考している。
1999年1月19日 神奈川生まれ
2023年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻在籍2021年 グループ展「AREA×7」 銀座中央ギャラリー
グループ展「Art to hert」gallery kasutera
2023年 グループ展 「SLOW MAIL」 gallery33
【2023/9/6~2023/9/10】
アンザイミキ
響影 きょうえい
2023年9月6日(水)~9月10日(日)
9/6(水)18:00~20:00
9/7(木)~ 9/9(土)11:00~20:00
9/10(日)11:00~18:00わたしの眼の中はそうじゃない形がはっきりしたり、色がぼんやりしたり、空間が消えてしまったり大小様々に群れ集う記憶は、あなたを過去と同化させていくワタシを求めて行ったり来たり
【Artist】
〇アンザイミキ
毎週末ライブハウスに入り浸る高校時代。イベントを組むようになり、就職後も平日はOL、土日はライブハウススタッフとして働いたが、やりがいを見出せず退職を決断。 ニートを経て、地元の写真館にスタジオカメラマンとして就職。友人のバンドマンからライブ撮影をお願いされるようになり、昔から好きだった音楽と写真の両方を仕事にしようと決意。同時期に好きなアーティストの写真展+トークショーがあると知り、師匠(三吉ツカサ)に出会う。想いをぶつけると、アシスタント募集の話があり「はい!行きます!」と即答。もう少し冷静になって考えるよう諭されつつ、 翌日にはアシスタントをしたいと返答し上京。2019年9月にフリーランスとして独立。現在に至る。
【2023/8/31~2023/9/3】
松澤薫・岩渕晴香
わちゃわちゃ
2023年8月31日(木)~9月3日(日)
11時〜20時(最終日は18時まで)「作品を作る時、わたしたちは何を考えているんだろう。それはたぶん、わちゃわちゃしてる。
自分が人間であることなんてきっと忘れてる。
2人は交換留学を通して仲良くなった。
それぞれ行った国は違ったけれど、何かは変わった気がする。まじめに、あそんで、展示する。」
※オープニングパーティを開催いたします。
9月2日(土)17時〜19時
軽食、飲み物等を用意しております。どなたでもお気軽にご参加下さい。楽しくおしゃべりしましょう!
【Artist】
〇松澤薫絵を描きたいけど、絵を描きたいわけではない。
2002年神奈川県生まれ
2020多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
2018 神奈川県立白山高等学校 美術科1期 17歳の表現展(大倉山記念館、神奈川)
2018 グループ展「すい」(AtelierCOMET、東京)
2019 神奈川県立白山高等学校 美術科1期 卒業制作 白山美術展(みどりアートパークギャラリー、神奈川)
2020 学生公募展 WORKS!vol.1(Gallry美の舎、東京)
2021 グループ展「今二人そして二人」(公益財団法人川口総合文化センターLILIA、埼玉)
2021 グループ展「・・・(てんてんてん)展」(広重gallery、東京)
2021 学生選抜展2021 1次審査通過(Gallery美の舎、東京)
2022 二人展「とぅー」(Gallery33 South、東京)
2022 二人展「とぅー2(とぅー)」(KOGANEI ART SPOT シャトー2F 、東京)
2023 三人展「ふれてはなれて」(AtelierKONGEN、神奈川)
Instgram: https://instagram.com/kao_ru0204?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==
「そこまでのこと」 2023|キャンバスに油彩|200×300cm 〇岩渕晴香
人々の生活や、心情、その周りの風景などを主に制作しています。
2000静岡県生まれ
2020 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学
2021 五美術大学交流展2021
2021 グループ展「ユートピア フロンティア」大黒湯
2021 グループ展 「nature X unnature」Room_412
2022 多摩美術大学ホール展
Instagram: https://instagram.com/haruka_iwabuchi?igshid=MjEwN2IyYWYwYw==
「ドローイング」 2023|木炭紙にアクリルガッシュ|12.4×16.4cm
【2023/8/23~2023/8/27】
森本ありや・アラキドン・幸得冬花
keep mum
2023年8月23日(水)~8月27日(日)
23日14:00-20:00
24日-26日10:00-20:00
27日10:00-19:00「(keep mum)は秘密だよと訳される私達は黙っている
それは絵の中だけに込めた秘密事
子供心のままで
「マム」と
母を求める声さえも
黙して守り続けよう出展作家3名に一貫している、作品の意図に提示性を含ませず、言葉に換えない情感に重点を置くことで暗号化されたビジョンとして表現される秘密の世界を、こっそりと覗き込むような展覧会です。」
【Artist】
〇森本ありや
腹の底から生まれるファンタジーを描き出しています。2017年京都精華大学造形学部洋画コース卒業
2019 第43回三菱アートゲートプログラム入選
2020 第46回三菱アートゲートプログラム入選
2021 個展[アリヤンパズル]ルンパルンパギャラリー(石川)
2022 個展[アリヤンパズルin Osaka]SUNABAギャラリー(大阪)
2022 神戸アートマルシェ出展
Instagram: https://instagram.com/yana.ariyadena?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==リンゴ泥棒
制作年 2023
画材 キャンバス/油彩
H455mm×W455mm〇アラキドン
打ち捨てられたコンクリートや廃材など日常で目にする悲哀を感じるモチーフのイメージを人形劇的に見立てて悲劇のヒロインを演じるシリーズの作品を展示します。
1996 大阪生まれ
2019 京都精華大学芸術学部造形学科 日本画コース卒業
2021
・個展「天使になる練習 悪魔になる練習」(アトリエ三月・大阪)
・グループ展「2021年 第11回贈りもの展」(ギャラリー恵風・京都)
・「3331 ART FAIR 2021」(3331アート千代田・東京)
・笹山直規キュレーション展「Life is peachy」(ルンパルンパ・石川)
2022
・個展「ひなぎく」(ギャラリー恵風・京都)
・グループ展「見えないところで 光らない蛍光灯」(マンションみどり・大阪)
・大阪文化芸術支援プログラム2022 「osaka laugh &art」(大阪市中央公会堂・大阪)
・グループ展「META FACE メタ・フェイス 表象の実在」(YEBISU ART LABO・愛知)
2023
・Study:大阪国際芸術祭(グランフロント大阪・大阪)
・個展「ここはいいとこ」(アトリエ三月・ 大阪)
instagram : https://www.instagram.com/ika.75/白いドレスを着た像と材料たち
制作年2023
画材 岩絵具/胡粉/水干絵の具/高知麻紙
W500mm xH606mm〇幸得冬花
体や世界の不思議についての絵を描きます。
1996 三重県生まれ
2017 奈良芸術短期大学 卒業
個展
2020 神様のからだ アトリエ三月 大阪
2021 胎内さがし アトリエ三月
2022 からだのひみつ ルンパルンパ 石川
グループ展
2022
「夜行」4人展 ギャラリー佐野 京都
「ことなるvol.4」グループ展
「noom」ホテル展示 wホテル 大阪
「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」4人展 ギャラリー枝香庵 東京
「アトリエ三月年末展」アトリエ三月 大阪
2023
「アートフォーラム三重」 三重県総合文化センター
「SHOWCASE vol.38 」アトリエ三月 大阪
「ことなる vol.5」 GALLERY+CAFE DOODLE 三重
Instagram:https://instagram.com/kohtoku127?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==keep mum
制作年 2023
画材 布、アクリル
約H1600mm×約W2000mm
【2023/8/9~2023/8/20】
佐藤帆菜・吉田彩子
「時間ですか?時間ですよ」
2023年8月9日(水)~8月20日(日)
11時〜20時(最終日17時まで)「時間や移動など、移ろいゆくものを題材にして絵画や詩を制作する佐藤と、友人や家族との繰り返される対話に基づいたインスタレーションを制作する吉田による展示、『時間ですか?時間ですよ』を開催する。本展には、時間がある。仕事をしながら制作する二人の作家が、他愛ない会話を重ね、人と関わる上で発生する可笑しみと寄る辺なさを身近な人間関係に発見して、作品に取り込んでいる。人間が悲しみや喜びを受け止め味わうまでの時間がある。そしてまた本展には、別の時間もある。佐藤の絵画や吉田の作品で扱われた言葉や、2人の作品に内在する見ること、聞くこと、取り入れることは、どうしようもなく人間を通り過ぎてゆくコントロール不能なシステムで、とても理不尽な時間の産物だ。」【Artist】
〇佐藤帆菜
1999年東京生まれ。2023年武蔵野美術大学造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。
時間や移動すること、移ろっていくものをテーマに、現在は絵と詩歌を制作している。「時間」333×242mm キャンバスに油彩 2022 〇吉田彩子
1997年愛知県生まれ。2022年武蔵野美術大学造形学部油絵学科油画専攻卒業。
親密な関係性が生むコミュニケーションの不具合をテーマに、主にインスタレーションを制作する。《母は言った。「ここに光がありますように。」こうして、そこに何かが現れた。》サイズ可変 パフォーマンス、インスタレーション 2022
【2023/7/27~2023/7/30】
たなか まさき・藤山 恵太
「ミラーステージ」
2023年7月27日(木)~7月30日(日)
11時〜20時
最終日19時まで「この度はたなかまさきと藤山恵太の2人展「鏡像論」を開催致します。鏡像論、鏡像段階理論はジャック・ラカンの提唱する精神分析です。
鏡像段階は幼児の発達段階の過程を指す理論ですが、2人の作家が制作に揺れ動く認識段階の過程の間に互いの共通する部分が見て取れます。
たなかはそれまでの制作の過程において、言葉を極力排し、言語化が難しい、塗る・線を引くといった絵画的行為のみが画面に展開する手段から、
名詞を用いたタイトルを設け具体的な形に”塗る”と”線を引く”を寄せていく近作への移行は、彼の音楽の嗜好がジャズ(音的快楽)からラップミュージック(言語的快楽)へと移行することに加え、子どもの描く絵画の、錯画期から象徴期への移行を自身に再行為しているように見えます。
藤山は自身の中に渦巻く自己、アイデンティティの根源を、彼が慣れ親しんで好んできたネットのカルチャーやアニメのキャラクターに投影し、他者の生産物を介して自己を再確認する行為は、
幼児が鏡像(鏡に映った姿)によって、バラバラな身体行為が統一され、自我を獲得する自己生成の過程を踏まえているように感じます。そしてその自我=彼の中のアイデンティティは、鏡に写った”虚像”に自我を見いだす幼児のように、自己では無く他者が齎した創作物に見出されるのです。
互いの持つ制作の姿勢や考え方をラカンの鏡像段階というOSに組み込んで、両者の作品を並べる実験的な今展では、互いを鏡に見立て、更なる自己発見とそれに伴う絵画追求へと発展していくでしょう。」
藤山恵太【Artist】
〇藤山 恵太1992年 東京生まれ
2016年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2018年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画 修了
【個展】
2020年 低画質の避暑地 / The blank GALLERY (東京)
2019年 Garage ink / フォルテック一級建築事務所 (東京)
2017年 Damage ink / Monday Art Space (東京)
2016年 Take the power back / デザインフェスタギャラリー (東京)
2015年 Are you kidding me? / レストラントルバドール (神奈川)
『花粉症・始Ⅱ』 F6 410×318mm Oil on Linen 2023 〇たなか まさき Masaki Tanaka
1996年 神奈川県生まれ
2019年 東京造形大学美術学科絵画専攻 卒業
【個展】
「ZONE」2018(東京)
「シケイン」2018(東京)
「Assemble」2018(東京)
「ZOU-NO-HANA GALLERY SERIES vol.3 田中昌樹展 ー海のお墓に住むー」2020.11.24-12.10(神奈川)
『ツインテール』1167×803mm Acrylic on canvas 2022
【2023/7/6~2023/7/16】
Room_412 企画展示
小松葉月 個展
「あらいぐまと登る」
2023年7月6日(木)~7月16日(日)
11時〜20時
※月・火休廊「私はコロナ渦の中、目まぐるしく変化する環境のに心が追いつかず、作品を作ることができなくなってしまった。しかし、目の前にある物にひとつずつに「にこにこの顔」を描くことからはじめようと無心に、紙の上画面いっぱいに顔を描き始めた。それは、どこかの場所を歩くというより登るに近い行為であった。
この展覧会での空間は、小さなことを積み重ねて、作ることの喜びを会場内いっぱいに表現したいと考える。」
「腸」陶器 500× 560×600mm 【Artist】
〇小松葉月1991年 神奈川県生まれ
2017年 多摩美術大学大学院 工芸学科 陶専攻修了
身に起きた出来事をもとに、陶器と古布の素材を扱い作品作りを行う。
主な個展
2015年「大逆転戦車」(DESK/okumura/東京)
2015年「おばあちゃんと深夜2時シャッターあける」(JINEN GALLERY/東京)
2015年「小松葉月 個展」(ギャラリーなつか/東京)
2017年「小松家大移動展」( 金子家/神奈川)
2019年「細胞行列」(柴田悦子画廊/東京)
受賞歴
2014年 第17回 岡本太郎現代芸術賞 特別賞受賞「パンジー」キャンバスにペイント 350×450mm
【2023/6/16~2023/6/25】
Room_412 企画展示
桒原幹治「Objets」
2023年6月16日(金)~6月25日(日)
11時〜20時
※月・火休廊打楽器奏者としての出自を背景に、リズムの概念を様々なメディアで探究する作家、桒原幹治による個展「Objets」を開催します。
本展は、一連の映像作品《Objets》(2022−)によって主に構成されます。
桒原の主な表現手法である「演奏」を通して、身の回りの様々なものを「どのような音がするか」という視点から捉え直します。「打楽器奏者とは不思議なもので、気づいたら手元にあるものをトコトコと叩いてしまいます。
この無意識な癖は、困ったことに見境がありません。
ものを目で見て考えるよりも先に手が動き始めてしまうので、もしかすると、手が考えているのかもしれません。
あらゆるものが価値や意味から離れて、「どんな音がするのか」という側面から捉え直されます。
本展では、ヘンテコなこうしたものの捉え方にフォーカスし、「演奏」を通してものの価値や意味を問い直す映像群《Objets》を展示します。」【Artist】
〇桒原幹治 Kanji Kuwahara作家、打楽器奏者。
4人組アンサンブル「カブトムシ」メンバー。時間論や身体論からリズムの概念を探求し、演奏行為をもとにした映像やパフォーマンスなどを制作する。
2023 東京藝術大学大学院映像研究科修士課程メディア映像専攻 修了
2021 東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 卒業
【2023/6/7~2023/6/11】
「Raising Piggy with ketcup」
角田 笑香・松野 有莉・藤原 彩芽
2023年6月7日(水)~6月11日(日)
6月7日 17時〜20時
6月8・9・10日 11時〜20時
6月11日 11時〜18時「絵画は自由では無い、だからこそ面白い」と角田は言う。自らは絵を描く主体であると同時に、絵の為の道具として絵画に従い筆を動かしているのだと。絵画というルールに向き合い画面を構成することで、絵画が絵画であることの強さ、あるいは弱さについて思考する角田らしい言葉だ。
一方藤原は支持体そのものを変形し躍動感あふれる作品世界を展開する。地球の合理・不合理に関する独自の理論を持ちながらも「絵画は好き勝手に動くから、わくわくしたら描く」とし、藤原は思いつくままにユニークな状況を提示する
油彩で作品を展開する2人と異なり、パステルを用いて独特の柔らかさを持つ作品を描く松野は、制作過程で絵画を見つめる事を重要としている。やがて見えてきた幾何学的な線や形を写し出す事を無数に繰り返し、旅に出かけているような景色を映し出す。「プロセスを繰り返す事でどこかで見たことがあるような景色へと帰ってくる」のだと言う。
それぞれの絵画上でのアプローチは異なるが、いずれも目の前の絵画に向き合う事で筆が導いてくれる感覚を持っている。感覚が領域の広がりへと繋がり絵に成っていく事のおもしろさがそこにはあり、3人の絵画に純粋で貪欲なさまが少しずつ我々の存在の意義を問いかける。濃密な展示空間を是非この機会にご高覧ください。
【Artist】
〇角田 笑香「self portrait」652mm×530mmキャンバス・油彩 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻在籍中
2022年 角田笑香・髙野詩音2人展「Picky Nicky」(東京/GALLERY33 SOUTH)グループ展「Somewhere in between」(東京/THE blank GALLERY)〇松野 有莉
「Park/autumn」530mm×455mm パネルにシーチング ・パステル 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻在籍中
2022年 個展「鼻歌」(東京/Space Sprout)
Idemitsu Art Award 2022 入選
第22回アートギャラリーホーム 入選〇藤原 彩芽
「マイフレンドのナン」230mm×270mm 変形パネル・油彩 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻在籍中2022年 CAF賞2022 保坂健二郎審査員賞
【2023/6/1~2023/6/4】
ささきしおり
「描奏をきく」
2023年6月1日(水)~6月4日(日)
11:00~20:00 (最終日18:00まで)「日本では古来「香をきく」「酒をきく」など目に見えないものに感覚を研ぎ澄ませてきた。
太鼓にユポ紙を張ったユポドラムの上で、描くのでも奏でるのでもない、不作為による描線の音楽を「きく」。
描奏行為の過程はもちろん、その痕跡が定着された作品の鑑賞もまた、「きく」ことである。」
【Event】
◎描奏ライヴ(各回30分、定員6名)
6/1(木)2(金)14:00-, 19:15-
6/3(土) 4(日)13:00-, 17:00-
◎描奏トライアル(ユポドラム試奏)10分間1組2名様まで
ライヴパフォーマンスのない時間帯に受け付けます。
予約者優先となります。
詳細・お申し込みはこちら↓をご覧ください。
・申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/13zoU6IhbKXwZjxLp02eTT6uH7GyiWB1jQeJFJwYsAhI/viewform
【Artist】
〇ささきしおり作曲家として活動するなかで「描線の音楽」を提唱。
ユポドラムに(株)呉竹提供の絵具を用いた描奏パフォーマンスを軸に作品を制作している。
2019年 愛知県芸術劇場主催「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2019」選出
2021年「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」(長野県中川村)参加
2022年 神奈川県立音楽堂主催「新しい視点 紅葉坂プロジェクトVol.1」選出
2023年 京都芸術大学大学院超域プログラム青木芳昭研究室修了、修了展に参加
2023年 村上隆主催「GEISAI#22 &Classic」出展
※2023年8月5, 6日「Independent Tokyo2023」出展予定
※2023年8月19 – 27日「アタラシイアタリマエノカタチ」(長野県蓼科)出展予定
【2023/5/24~2023/5/28】
山内明日香 / 渡部真衣
タマゴを交換するようなこと
2023年5月24日(水)~5月28日(日)
11:00~20:00 (初日のみ13:00〜20:00)https://thingslikeexcangingeggs.jimdofree.com/
「私たちは外から窺い知ることのできない不確かな認識を共有し合いながら生きている。そこでは実際何が起こっているのか、またどのように共有しているのだろうか。
今展示は作品を通して認識のプロセスや余剰を体感し、またその感覚を共有するために行われる。この行為によって、認識の豊かさや直面した時の振る舞いを想像してもらえたら嬉しい。」
【Artist】
〇山内明日香「頭の中にセミがいる」 山内明日香 2022
100×182cm
樹脂、セメント、アクリル絵の具、岩絵具、水干絵の具、アートクロス1998年 岐阜県出身2023年 多摩美術大学大学院日本画研究領域修了ある体験をしたときに認識や感覚は広がる。その広がりや空間自体を抽象化することで、作品を通して鑑賞者に共有したい。〇渡部真衣
「Obscure portrait 02」渡部真衣 2023
S10(53.0×53.0cm)
土佐麻紙、岩絵具、銀箔、薄美濃紙1998年 千葉県出身2023年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻ある顔は見る主体によってこと異なる印象で受容される。それは客体の多面性と言い換えることもできるが、顔そのものは一つである。この単数性と多面性のバランスを「見る」という行為が孕む暴力性を軸に考えて製作している。【2023/5/10~2023/5/14】
眞藤雪乃
『タイルを拾う人と』
2023年5月10日(水)~5月14日(日)
11:00~20:00 ※最終日は 19 時まで「ひとつのタイルが捲れてから、タイルを捲ることばかりを考えるようになった。風呂に入るために、タイルの裏側を見ようとする。長い時間をかけて、風呂は別の生き物になっていく。風呂が風呂でなくなった時、ようやく風呂に入ることができる。ある言葉への怯えが解消されれば、誰とも言語を交わせなくなる。だから、その抱えたタイルの裏側から、この世界を見つめたいと思う。—過去作品への応答と、未来への手紙を置いて—」
【Artist】
〇眞藤雪乃言葉や文字、絵画などと自身の行為や生活を結びつけながら、物事への個人的解釈を試みる。独自の鑑賞体験としての作品制作にも取り組む。
2018 京都市立銅駝美術工芸高等学校 卒業
2022 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2023 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 在学中2021 個展「夢幻じゃない時間」Room_412
2022 映像作品上映企画「Single Channel Video Show」Room_412
2023 グループ展「柵をうつ」KOGANEI ART SPOT シャトー2F
2023 グループ展「夢を織る」Gallery noivoi
【2023/5/3~2023/5/7】
Hauka / mixel
“Mixcell “
2023年5月3日(水)~5月7日(日)
11:00~20:00
※初日5/3(水)のみ14:00〜、最終日5/7(日)のみ18:00まで“Mixcell “ こっち側とあっち側。一方は鑑賞者へ入り込み、もう一方は鑑賞者を飲み込んでゆく。
お互いのcell(細胞、単位)は鑑賞者を不用意にも感染、寄生させる…
期間中、Room_412という空間はmixcellされ、こっち側とあっち側を繋ぐ隧道となる。
【Artist】
〇Hauka
” 存在の不確かなもの“に惹かれる。その存在の不透明さに気づき恐怖する。そしてその恐怖はわたしを魅了するのだ。
ガラスという素材もまた、液体でも固体でもない上に実(体)態がつかめない。
果たして彼らは” ナニモノ“なのだろう。
コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴い、みえないものへの恐怖に対する関心がさらに強くなった。そこで特殊清掃での経験も踏まえ、菌やウイルス、かつてあった存在の痕跡、空気感。人間(自己)の意識が創り出したもの、そうでないもの。それらをテーマに制作を続けている。2018 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2023 東京ガラス工芸研究所 夜間部応用科在学中『Virus4』 (165mm×165mm×130mm) glass 〇 mixel(旧活動名:石原由唯)
幼少期から身近にあったモニター上での美術は、物質的な美術と同じくらいmixelとってのリアル。日常生活にデジタルが溶け込んだ現代で、デジタルな表現とフィジカルな表現が行き来する表現を試みる。
近年では、制作のソースであったゲームへの考察を深めるため、自ら作ることに着手。ゲームの得意とする表現や、対極にあるアナログ要素、フィジカルな要素をいれこむ表現を模索する。
絵画では、混沌とした“ゲームのダンジョン”のような絵画空間をつくる。
これまでmixelは、自分の絵画の印刷物を分解し、再構築した絵画空間を作る試みを行っていた。今回の絵画では、自作ゲームの画面を紙媒体で再構築した作品を発表する。
1993年 岡山県生まれ
2018年 多摩美術大学 油画 卒業
〈受賞歴〉
2015年 アートオリンピア2015 入選
2016年 ACTアート大賞展2016 優秀賞
2018年 ACTアート大賞展2018 準優勝2位
2020年 プラチナアート大賞展 入選
2020年 新人フリーゲームコンテスト 佳作『 IF(イマジナリーフレンド) ~ブロック~ 』
( 447×325mm) 紙、紙粘土
【2023/4/12~2023/4/16】
山田 耀平
「野趣」
2023年4月12日(水)~4月16日(日)
11:00~20:00 ※最終日18:00まで「今までに体感してきた出来事や本能的に惹かれてきた根源的な部分を少しずつ整理していくなかで、自分の中の心象(自然、本能、性)様々な一面から掻き立てられる要素を抽象化し、制作と向き合ってきました。
他人にはくだらないと思われるような事でも、自分の追い求める何か信念のような思いを探し表現していきたいだけなのかも知れません。」【Artist】
〇山田 耀平
1993年 京都府出身
2016年 文化服装学院 卒業
2019年 フィルム カメラでの撮影を始める
2022年 油絵/立体作品の制作を始める
@yoheiyamada_photo: Ryosuke Hoshina
special tanks: Kenji Nagashima
【2023/3/30~2023/4/9】
Room_412 企画展示
元岡奈央 Motooka Nao
❦kakasi flax flue
2023年3月30日(木)~4月9日(日)
11:00~20:00 ※月・火休廊 3/30のみ15:00-20:00インスタレーションやインテリアや着物などの衣類、裂を利用した立体などの新作を発表いたします。
それらは土着の飾りではないセカンドスキンや衣食住における消化と消費の違いや、装飾文字であるタイトルで用いられているフルーロンなどを利用しています。
日本国内における農業人口の減少と共に進んだ食物との関係の変化の中で太ったクィアが現代的なスティグマ、呪いから身を守り抵抗するための制作を展示します。
過去作と共に近藤銀河との共同制作である3号目のクィアZine「三角」を販売します。
「三角測量とクィア批評と星座とホワイトじゃないフェミニズム」、「目潰しの鱗模様と摩擦の暖かさ」など新旧の文章やドローイング、写真を収録しています。
近藤銀河 アーティスト、ライター、研究者、パンセクシャル、車いすユーザー。女性同性愛と美術の関係を研究、創作している。 Wezzyにて「フェミニスト、ゲームやってる」連載中。 https://gingakondo.wordpress.com/
【Artist】
〇元岡奈央 Motooka Nao
作家、着物蒐集家、パンセクシャル
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業ホームビデオからインスタレーションを制作する。下着デザインも行う。身体や物の所有権に興味を持ち骨董を集める。主に戦前戦後の着物の収集を行う。古い文化的な物、習慣、言葉、料理法などが失われて行く中でその実践し、土着性のあるクィアとしての生き方の権利を主張していきたいという態度で生活している。
【2023/3/15~2023/3/26】
EN KUMAGAI
『未完成の部屋/NON-CONTACT ROOM』
2023年3月15日(水)~3月26日(日)
12:00~20:00 ※最終日18:00まで冷蔵庫は再び開かれるのを待ち、浴槽は温かい湯を張られるのを待っている。一枚の絵画が部屋の壁に飾られるとき、人はその絵画を見つめながら、同時にその人もまた絵画によって見つめられている、その一方向ではない視線の重なりこそが暮らしであり、帰ってくるはずだった誰かの痕跡や物質に宿る記憶、あるいはその土地の歴史から忘れ去られた声、眼差しを内包した(扉を有す)空間を、「未完成の部屋」と呼ぶ。
【Artist】
〇EN KUMAGAI/熊谷 円生まれつき聴覚が視覚に影響する身体性から、時間や感覚のずれ、記録装置に興味を持つ。
主に車窓や水槽など半透明の膜を表現のモチーフとし、写真・音響・映像・ファブリック等を用いたインスタレーションを行う。
【2023/2/16~2023/2/26】
Risa Motogi
”Glass Exhibition”
2023年2月16日(木)~2月26日(日)
11:00~20:00
※月・火曜日休廊
※最終日18:00まで無意識に目にする景色の中にある温かさや安心感を感じることのできる「好景」の中で目にした形、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合い形となる。
別々のきっかけでしまわれた感情や記憶が、さらに別のきっかけで引っ張り出され一つの形になることで、私の感情と記憶は無秩序にひっくり返される。
そのぐちゃぐちゃになったものを一つ一つ整理していく作業が私にとっての制作活動である。
【Artist】
〇本木 理紗 Risa Motogi
ガラスを主体に金属などの異素材を合わせて作品を制作。
日常の中で目にした景色や感じた感情や記憶をもとにアイディアを考える。2010年 女子美術大学芸術学部工芸学科 ガラスコース卒業
2013年 4月〜2017年3月 女子美術大学 デザイン工芸学科 工芸専攻ガラスコース助手
2017年4月 ~2019年3月 女子美術大学大学院 美術専攻博士前期課程
2019年4月~2022年3月 女子美術大学 デザイン工芸学科 ガラスコース非常勤講師
【2023/2/8~2023/2/12】
BON-NOU
“massive•void•dream”
2023年2月8日(水)~2月12日(日)
11:00~20:00 ※02/08 のみ13時開廊、02/12 のみ:18時迄私達は終わり方こそ分からずとも、あらゆるものはいつかは終わることを漠然とした感覚で知っている。
終わりという概念を観測しつつ、抗えないままいつか訪れる終わりに向かってゆく。
生まれた瞬間から終わりの最中にいる私達は、もっと終わりの先を夢見てもいいはずだ。
【Artist】
〇BON-NOU2020年頃より独学にて活動
終わりとその先についてを考えています。
絶望やメメント・モリを語るのではなく、積極的ニヒリズムを軸に、私はこの脆く短い人生と世界に愛のようなものを抱き、言語化してはいけない思いを物理的にアウトプットしています。
【2023/2/1~2023/2/05】
「24時の脱皮」
2023年2月1日(水)~2月5日(日)
11:00~20:00 ※02/05 のみ19時迄街灯の僅かな光と
蛹の背が揺れている
秒針は動きを早め
夜が鳴る 陽はすっかり落ちた蛹は何を想うのか
その皮を隔てた世界は真暗である
だのに其所から出ようとする街灯の下 潰れた空き缶が蜘蛛の親子を招き入れた
蛹はもういなくなっていた
【Artist】
〇石踊ミチ
現実の視覚的なフォルムを少しずつ解体し、自分にまだほんの少し残っている子どもの感覚で再構築していくイメージで制作しています。幼少期の昔の自分に戻りたい訳ではなく、自分の空想上に居る穏やかな子どもにいつかなれたらと思っています。
2020 女子美術大学デザイン・工芸学科入学
2021 グループ展「CROSS OVER vol.35」PALETTE ART SPACE
2022 愛知県設楽町アートプロジェクト「カッテニシタラアート」
グループ展「イスノウエ〜」さんさき坂カフェ〇今枝祐人
自身の書く短歌を用いて作品を制作している。五七五七七という型がスマートに言葉を選び取れるため短歌を書いている。作品化する上で鉄板を錆びさせて平面を作ったり、石碑、ネオンの光、足跡など何気ないものを用いたりしている。
またそれらを野外に展示することや、錆が進行していく家庭で、作品は自然に変化して行き、私が操ることのできる範疇を超えたものとなる。短歌を作るプロセスと、短歌から作品にするプロセスを繰り返すことで、自己を客観的に捉え直し、自分のストーリーを作品に投影している。
2021 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 入学
2022 グループ展 「point de depart」Bohemian’s Guild 文房堂ギャラリー
「アートフェアアジア福岡2022 」出展〇熊谷悠真
主に平面のメディアを用いて制作。幼少期から自然に触れてきた彼は、人間性と野性の中間に関心を持つ。聖俗、生死、人間-非人間といった二項対立の中間に立ち入り、その脱構築を試みる。
2021 筑波大学芸術専門学群入学
グループ展「白をつぶせ!」アートギャラリーT+
2022 グループ展「たまご展」筑波大学 大学会館
グループ展「虹をあつめろ!」アートギャラリーT+
個展「愛とタナトス」アートギャラリーT+
グループ展「ここに滲みつつある。」貸民家プライベイト
2023 グループ展「たまご展」筑波大学 大学会館
※この資料編集時点では2023の「たまご展」は未開催ですが、Room_412の展示より会期が前なので加えました。〇岡村海王
画像や写真等のデジタルメディアを用いて、内包するコンテクストやその解釈について制作をおこなう。
2018 東京造形大学美術学部絵画専攻入学
2019 2人展「ちょいと、そこらのSCAPE展」東京造形大学10号館 CS PLAZA2階 mime
2020 個展「淡々と、emo」108-トウハチ-
2021 グループ展「BLUE COLLECTION展」gallery国立
個展「飽くまで、imitation」gallery33
2022 東京造形大学大学院入学
個展「連なる有機的な線を龍と呼ぶ」東京造形大学13号館 13-201〇八田亜美
薄れていく記憶と新しい記憶が重なり、無意識下で一つの記憶になる。
現在と過去を往来するような記憶のあり方を絵の具の滲みや重なりによって、キャンバスや紙に表現することを試みる。
2020 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻入学
2021 2人展「mi-go zu-go」奇妙な植物園
2人展「終わりません夏」マジェルカギャラリー
「CS祭」東京造形大学展示
2022 個展「Age21」
グループ展「layered-night」mimeギャラリー〇古川諒
日々の生活における流動性の中に見出せる不確かなものについて制作
2022 武蔵野美術大学造形学部日本画専攻入学
【2023/1/19~2023/1/22】
齊藤綾乃
“鏡像段階”
2023年1月19日(木)~1月22日(日)
11:00~20:00 ※最終日18時迄浮かんでは消える言葉、思い、疑問、感情、妄想。
それら全てにメッセージや意味を求めることを不思議に感じたことはないだろうか。
ただこうして言葉をつなげ、文章にすると「意味が無いこと」が意味になってしまう。
無意味の意味とは。
あなたはこの映像を観て、何を思ってくれるのだろう。【Artist】
〇齊藤 綾乃
2016/10 アステール総合美術研究所 入校
2018/03 静岡県立御殿場高等学校 情報デザイン学科 デザインコース 卒業
2018/04 多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 メディア芸術コース 入学
2019/07 グループ展「ナツ缶」 企画 / 出展
2020/01 グループ展「ハタチ展」 代表 / 企画 / 出展
2021/01 学年展示「ッ__、」 副代表 / 企画 / 出展
YouTubeチャンネル
▶︎https://www.youtube.com/channel/UCcOg4sP4K70_WX42Moe_Lmg
【2023/1/11~2023/1/15】
Room_412企画展示 ヒキタサエ 個展
「偶然の練習」
2023年1月11日(水)~1月15日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
因果関係はないが、以前と以後で事態は大きく異なる。偶然による決定は何か良いこと(又は悪いこと)を予感させる。予期せぬことを待ち望めば遠のき、忘れていると痛い目を見る。
だから今ここでできる限りの偶然を繰り返してみる。【Artist】
〇ヒキタサエ
出身地 千葉県松戸市
2021年 多摩美術大学 油画 卒業
2021年 東京藝術大学 美術研究科 油画第3研究室 在籍
2022年 個展「Side/Fiction」 Room_412
2022年 グループ展「Single Channnel Video Show」 参加 Room_412
【2022/12/21~2022/12/25】
Aki.Haku. 「光になりたい天使たち」
2022年12月21日(水)~12月25日(日)
11:00-20:00(最終日は11:00-18:00まで)
Aki.Haku.は、日常の中で感受する森羅万象のときめきを余すことなく描く。象徴主義の詩人を思わせる大胆で繊細な詩とあどけない微笑みを浮かべる天使の表象を綯まぜ、Aki.Haku.は自らが抱えてきた葛藤を昇華し、この世を寿ぐ讃歌を奏でる。デジタルとアナログを融合したハイブリッドな描画技法は軽妙で心理的に鑑賞しやすい素地を築く。軽妙なパステルカラーで描かれる天使たちの傷だらけの心は、独特なセンスのことばの連なりによって壊れないよう継ぎ合わされる。
rabbit01 F10号 デジタル/アクリル
淡いタッチで現代的にカワイく描かれる内的世界は彼女の隠れ家であり魂を慰安するリトリートだ。柔らかで浮遊感溢れる画中には、この世に生きていていいとする魂の癒しが込められている。それは全存在への承認を自らに与える自癒行為なのだろう。使徒たちが奏でる歌声はすべてが満ち足りていたあの頃の余韻となって鑑賞者の心と共鳴する。作品は彼女の人生の記憶の一部と再構成され、コラージュとして生成される。絶望と葛藤に浸った若年期の自分を救うかのような心情の吐露が哀歌となって画面から沸き立つ。自身の源体験を抽象化、共有することで、今現在も陰鬱で抑圧的な渦中にいる他者の救いとなり得る。彼女の作品は、聞け!天使達の歌を、という類の仰々しいものではない。吐息がかかるような距離で優しく讃美歌を語りかけるのだ。
いばらのハグ F12号 アクリル 【Artist】
〇Aki.Haku.東京都生まれ
2010年 筑波大学第二学群比較文化学類 卒業
2012年 多摩美術大学造形表現学部デザイン学科 入学
2014年 多摩美術大学造形表現学部デザイン学科 途中退学
2022年 7月 新宿眼科画廊 個展「傷だらけの幸福論」
whale01 F10号 デジタル/アクリル
【2022/12/7~2022/12/11】
木島雅亜砂 個展 ”見上げた空に架かる橋”
2022年12月7日(水)~12月11日(日)
11:00~20:00見上げた空 / P20 / 油絵,キャンバス / 2022 知らない土地にいても見上げた空はいつもひとつであり、歩む中で触れたもの一つ一つが繋げてきた道の上に今、立っていることを実感する。空に見える橋は繋がりを象徴するだけでなく、先へ進むための道標としても存在する。現実に見えずとも見えるこの”空に架かる橋”をテーマに油絵を中心に制作。また今回、初となる写真シリーズ作品『-palette-』を発表する。
Link / 写真 / 2022 【Artist】
〇木島 雅亜砂 Martha Kijima
心象風景を描くとともに、現実と非現実の狭間で生まれる違和感を風景やモチーフに組み込み、油絵を中心に制作している。2020年ヨーロッパを中心とする国々の一人旅を通じ、そこで触れた風景や文化、人々との間で生まれたにおいや空気に色をのせることに改めて愛おしさを感じ、自身の制作にも大きな影響を与える。
近年では、現実世界に半分重なった様な絵画的一面を持つ自然風景の切抜き世界を写真作品で表現している。
1995 愛知県に生まれる
2017 パリ高等美術学校×武蔵野美術大学 国際交流プロジェクト2017
2018 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業個展
2016 『 住み処へと、帰す 』 - 武蔵野美術大学グループ展
2015.10 はたとせ展 – 武蔵野美術大学
2016.8 GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅧ – ギャラリー檜B・C 京橋
2018.3 拝啓、向後の先端より – アートコンプレックスセンターアーティストWebサイト
https://www.marthakijima.com【2022/11/23~2022/12/04】
FeiYu Exhibition ”LAKE IN SKY”
2022年11月23日(水)~12月4日(日)
11:00~20:00 ※月曜・火曜日休廊私は日常の生活の中で見逃しがちな、何気無い事象、またそのような事象が存在している空間を描きます。いま私たちが住んでいる環境を共にしている“生きている物”の在り方を観察しています。例えば熱帯植物、鳥、太陽、湖、白い色の葉っぱ、ゾウの群れ、欠けている石像など、子供の頃昆虫や石像と遊んでいた思い出とともに、異なる生き物の生存の法則と人間の感情が混在したリアリティの再構築をイメージして制作しています。【Artist】
〇FeiYu / 飛魚1997年 黒龍江省生まれ
2018年 ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチン交換留学
2020年 京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース卒業
2022年 多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程絵画専攻油画修了2019年 2人展「犬と猿」Kara-Sギャラリー
2021年 グループ展「JOIN SANSAKI」さんさき坂カフェ
2021年 個展「草世木|LEAF」hacoギャラリー
2022年 個展「Echoes through the woods」Matchbox Art Space
【2022/11/16~2022/11/20】
「60歳まで友だちでいる方法」
2022年11月16日(水)~11月20日(日)
11:00~20:00「結婚」はロマンス(好き好き大好き超愛してる状態)の延長線上にあるものではなく、契約であると思います。結婚制度は異性愛者を異性愛者たらしめ社会的信用を担保に資産の拡大、継承を追求するのです。それが愛の証明ならそれが愛ということでよいのですが、ならば、友人関係における愛はどう証明、提示すればいいのでしょうか。契約がないからこそ継続できる友情かもしれませんが、わたしは勝手ながら今いる自分の命より大切な友だちと、60歳までずっと友だちで居続けたいと思います。100歳だと現実味がないのであえて区切りの歳とされる還暦までみんなと一緒に遊んでいたいです。そのひとつめの方法として、今回佐藤れなと2人展を行います。(手塚美楽)
友だちと喋っている時の私と、キャンバスの前に立つ私が、分離しないように、なるべく地続きでいられるように努力しています。そして、その試行錯誤の中で発生したものを展示します。60歳になったとき、何を楽しいとし、何処を見てどんな言葉を使っているのだろうかと、教室中を飛び回る蜂を見ながら考えています。(佐藤れな)
【Artist】
〇手塚美楽(てづか・みら)
2000年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻在学中。2021年、第一歌集『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』を書肆侃侃房より刊行。インスタレーション、パフォーマンス、文章表現による制作をおこなう。@TANEofKAKI〇佐藤れな(さとう・れな)
1999 東京都生まれ
2022 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻在学中
個展
2021 「Upcycling」ギャラリー mime (東京造形大学)グループ展
2021 「版画五美大2021 ポートフォリオ版画集展」多摩美術大学アートテークギャラ リー201
2022.7 「リズム22 東京造形大学超域表現成果展」 ZOKEIギャラリー
2022.9 「Runner‘s high 樋口実優/佐藤れな 二人展」 haco -art brewing gallery -東京見えるかたちは、絵・立体・写真…など様々ですが、一貫して「楽しい生活」を目指しています。
Instagram r_s_51999
【2022/11/10~2022/11/13】
鈴木みゆ 個展 「変奏曲」
2022年11月10日(木)~11月13日(日)
11:00~20:00※最終日は19時まで1778年、モーツァルトによって書かれたピアノ曲『きらきら星変奏曲』は、童謡『きらきら星』として現在広く知られていますが、もとは『Ah, vous dirai-je, maman (ああ、お母さん、あなたに申しましょう)』という愛を歌った当時のフランスの流行歌でした。しかし、モーツァルトの書いた12の変奏曲から愛の情熱さは感じられず、純粋な音遊びとして表現されているように思われます。
この楽曲の、音そのものに耳をすまし変奏されていく様子や、本来の歌の意味と音とが乖離した状態で多くの人に知れ渡っている今日の在り方は、ある特定の要素を抽出し変換させて表そうとする、私の制作姿勢と重なります。
今回はこの『きらきら星変奏曲』を起点に、自身初となる個展を開催します。
【Artist】
〇鈴木みゆ/Miyu Suzuki1999年 愛知県生まれ
2022年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
現在 武蔵野美術大学 大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 在籍
音を絵画で表現することを軸に、独自のシステムを構築し音の可視化や変換を行うことで新たな表現を試みる。
【2022/11/2~2022/11/6】
轟水木 個展
「Ribbon, flower and Hairy」
2022年11月2日(水)~11月6日(日)
11:00~20:00※最終日19:00まで
まつ毛とかお花とか、柄物の可愛いものとか、いつも目で追ってしまうもの。気になるものは心、目に留めておきたいですね。
【2022/10/19~2022/10/30】
中塚文菜 個展 「生活と反復」
2022年10月19日(水)~10月30日(日)
11:00~20:00 ※月曜、火曜休廊
同じような生活が毎日続いている。
労働先の人々のちょっとした言動や行動から、今まで感じたことのなかった自分の性別や年齢を感じるようになった。
積み上がってきた誰かの生活で作られた社会に怒りを覚える日も少なくない。同じような生活が毎日続いている。
平日の昼間の散歩、人の少ない電車があんなにも有難いとは思っていなかった。元々面倒だった家事がもっと面倒になってしまった。今年は風水的に魔除けになるサボテンも買ったし、厄除け守りも買った。サボテンは何故か全ての棘がなくなったが、多分効果はあるだろう。
しょうもない社会通念だと思っていたものにいざ対峙すると、自分が磨耗していくのを感じる。同じような生活を繰り返しているうちに私は鈍化していくのだろうか。生活と反復 【Artist】
〇中塚文菜/Ayana NAKATSUKA2016年 広島大学教育学部造形芸術系コース 卒業
2019-2020年 スウェーデン王立美術大学 交換留学
2021年 筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻 修了○主な個展
2021年 「地に愛される」OF
2021年 「清潔な窓」Room_412
2020年 「ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ」天神山文化プラザ○主なグループ展
2022年 「16 のコア」OF
2021年 「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館
2017年 「亀山トリエンナーレ2017」亀山市商店街
2017年 「群馬青年ビエンナーレ2017」群馬県立近代美術館○受賞歴
2017年 「群馬青年ビエンナーレ2017」 奨励賞
2021年 「群馬青年ビエンナーレ2021」 入選
Room_412 は、10月29日(土)・30日(日)に開催される3331 ART FAIR 2022に参加致します。
■時 間:10 月 29 日(土) 12:00-20:00 / 10 月 30 日(日)12:00-18:30
*入場受付は開場 30 分前より/最終入場は閉場 30 分前まで
■会 場:3331 Arts Chiyoda(101-0021 東京都千代田区外神田 6-11-14)
■料 金:一般 2,500円 シニア(65 歳以上)2,000 円 学生(大学生・専門学生) 1,000 円
弊廊は、1階メインギャラリーの22番ブースに出展しております。
本年、弊廊からは、取扱作家のうち、石山未来・岩崎奏波2名の作品をご紹介いたします。
詳細は、弊廊出展ページをご覧ください。
【2022/10/06~2022/10/16】
Room_412 企画展示
樺山祐人 個展 「easy²」
2022年10月6日(木)~10月16日(日)
11:00~20:00
※最終日は19時まで※月曜、火曜休廊
社会が要求する理想像には、曖昧性や例外性、意外性を許す余地が少ないように見える。あるいはそれを認める余裕が無いようにも見える。完全無欠で絶対的を良しとする一方で、異なる考え方や視点、常識を変えてみせるような意外性は求められず、認められにくい。しかし、その意外性が新しい価値観を生み出すきっかけになるかもしれない。
英語の「easy」という単語には、容易な、簡単な、の意味のほかにも、やさしい、気楽な、厳しくない、という意味も含まれている。今回の個展名「 easy²」 という名前は、世の中が要求してくる画一性や強制力に対する、私なりの回答と提案である。
混迷していく今の社会の中で、もっと気楽に考えてみることが、この先の世界を生きていこうとしている私たちにとって、大事なカギとなっていくのかもしれない。
【Artist】
〇樺山祐人/Sachihito KABAYAMA
1997年 埼玉県生まれ
2020年3月 多摩美術大学絵画学科
油絵専攻卒業
2022年3月 多摩美術大学大学院絵画専攻 油画研究領域 博士課程前期修了
2019年 多摩美術大学卒業製作展 優秀賞 福沢一郎賞
2020年 世界絵画大賞展 協賛社賞
2021年 個展【-視線-】Room_412
2021年 世界絵画大賞展 入選
【2022/09/21~2022/10/02】
Room_412 企画
“Single Channel Video Show”
2022年9月21日(水)~10月2日(日)
12:00~20:00
※月曜、火曜休廊
映像作家、造形作家、写真家、画家等様々な分野の作家の短編作品を集めて上映致します。
【上映予順・上映予定時刻】
【Artist】
※作家名のリンクより、各作家の情報ページがご覧いただけます。
〇荒川弘憲 / Koken Arakawa
〇林深音 / Mio Hayashi
〇ヒキタサエ / Sae Hikita
〇井上晴日 / Haruhi Inoue
〇石井孟宏 / Tommo Ishii
〇石﨑朝子 / Asako Ishizaki
〇熊谷円 / EN KUMAGAI
〇桒原幹治 / Kanji Kuwahara
〇眞藤雪乃 / Yukino Mafuji
〇元岡奈央 / Nao Motoka
〇大本梨奈 / Rina Ohmoto
〇佐々木万志帆 / Mashiho Sasaki
〇佐藤 瞭太郎 / Ryotaro Sato
〇鈴木彩奈 / Ayana Suzuki
〇柳田美侑 / MIYU YANAGIDA
【2022/09/08~2022/09/18】
江上夏希
「描いているのか、はたまた」
2022年9月8日(木)~9月18日(日)
11:00~20:00
※最終日は19時まで ※月曜、火曜休廊
「自分は、あなたは何者か」「何をしているのか」
はたまた、「何を成してきたのか」という類の話題をよく耳にする。
しかしそもそも「私」という存在自体が不安定で不明瞭なものなのかもしれず、私たちはその不明瞭なものを、不明瞭なものであると思う勇気が必要な気がしている。
また、思うに、明確な結論や結果が出る前の、過程の段階で繰り出される行為そのものが、豊かさをもたらすようなことがある。
【Artist】
〇江上夏希
1997年生まれ
2021年 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業
現在 多摩美術大学大学院 美術研究科 修士課程 絵画専攻 油画研究領域 在学
【2022/08/24~2022/09/04】
伊藤真生 個展
「悪魔の子供」
2022年8月24日(水)~9月4日(日)
11:00~20:00
※月曜、火曜休廊
伊藤真生による初の個展。本展ではインターネットやSNS上から収集した画像からの抜粋を、「犬とみられる」ようなビジュアルで展示します。不明瞭なイメージから被写体の存在を想起する行為を通じて、目にしているイメージにオリジナルが実在するのか、その真実性についての問いを試みます。
【Artist】
〇伊藤真生/Mao Ito
1998 熊本県出身
2022 筑波大学芸術専門学群 美術専攻彫塑コース 卒業
2022 筑波大学芸術専門学群研究生 卒業
京都市立芸術大学 美術研究科彫刻専攻 在籍
【2022/07/26~2022/08/07】
Room_412 企画展示
岩崎奏波 個展
『いま かんがえた ストーリー』
2022年7月26日(火)~8月7日(日)
12:00~20:00
※会期中無休
記憶はどう変化し、残されるのか
時間はどう流れているのか、または本当に流れていくものなのか
物語を絵によって語るとき、私と鑑賞者、作品に何が起こるのか
私と、私以外の境界線と共通項はなにか
たくさんの「今」の痕跡によって作られていくストーリーを追いかけるように絵をかく
今考えたストーリーは、思い出の集積のようでもあり、予言めいた意味をもったものでもある
【Artist】
〇Kanaha IWASAKI
岩崎 奏波
1996年 沖縄県生まれ
2020年 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻卒業
2022年 多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程絵画専攻油画修了
2021年 個展「anima」フリュウギャラリー
個展「on the cave」Room_412
個展「TAKE ON/OUT」さんさき坂カフェ
2022年 個展「プレイ パーク」フリュウギャラリー
グループ展「IN THE LOOP」THE LOOP GALLERY
【2022/07/07~2022/07/10】
山下源輝
「ad sem ble」
2022年7月7日(木)~7月10日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
※最終日18:00まで
例えば年輪を重ねる度に太さを増す木のように、瞬きの度、触れる度に時間や経験を溜めながらずっしりと、ふわりと重くなる。
私は作品にそんな重さを持ちながらそこに確かに佇んでいて欲しいと願い、そんな曖昧なものを取り込みながら広がったり深くなったり、突然消えたように見えるものを“溜まり”と呼んでいる。
【Artist】
〇山下源輝 Gennki yamashita
1998年神奈川出身、神奈川県在住。2022年多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻を卒業。
姿を変えうつろい続ける“溜まり”に着目し自身の身体的感覚や体験、記憶を手がかりとしながら、どこまで行っても確信の持てない、決して知り尽くすことの出来ないものへの期待や不安を、木炭やクレヨン、油などを用いて、探るように布や紙に直接振れるように線や面を描く。
絵画を中心としてドローイングや立体作品を制作している。
主な展示、受賞歴として、多摩美術大学卒業制作展優秀賞、gallery美の舎学生選抜展奨励賞。2021年に個展「monkey’s birthday」、「pool」、グループ展「フラット三階建て」、「曖昧なうねり」など。
7/16より、笠井美香/山下源輝、二人展「ぴったりと現実と重なっているわけでもない(色と形の行為の法則)」を、TERRADA ART COMPLEX Ⅰ 内児玉画廊にて開催。
【2022/06/29~2022/07/03】
TOMOMI 小泉茜/Akane Koizumi
-(ダッシュでもマイナスでもない)
2022年6月29日(水)~7月3日(日)
11:00~20:00
※会期中無休 ※6/29(水)のみ13〜20時
やさしいひとになりたい。
あなたではないし、あなたとかわってあげることもできないし、
(ほんとうはあなたなのかもしれないけど、)
なにもいわずに、そっとそばにいてあげられるような
(ときにはひとをきずつけてしまうこともわかっているけど、)
やさしいひとになりたい。
【Artist】
〇TOMOMI
1998年 千葉県生まれ
2021年3月 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2021年4月 東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術教育研究室 入学
10代や20代を中心に繰り広げられるコミュニケーションやSNS文化などに興味を持ち、教育の観点から考察し、絵画制作に取り組んでいる。
〇小泉茜/Akane Koizumi
1998年 福井県福井市生まれ
2021年3月 福井大学教育学部(美術科専攻)卒業
2021年4月 東京藝術大学美術研究科(美術教育研究室)入学
現在は大学院を休学し、高校の非常勤講師として美術教育に携わりながら、地元・福井と東京の2拠点で作品の発表を行なう。”距離”や”解像度”をテーマに制作を行っている。
【2022/06/16~2022/06/19】
梅津茜 守月ひかり
「Me, me, in the mirror, please tell me who I am.」
2022年6月16日(木)~6月19日(日)
11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日18:00まで
私は私自身を「直接」見たことがない。 それは大抵、鏡やガラス越しであったり、スマホ
の内カメを起動させたときだけであって、現実とし て、私たちは自分の姿をだけは直に見
ることのできないつくりをしている。私は、目の前にいるあ なたを見るのと同じように
は、どうしても自分自身を見ることができない。
私の姿を私が見るとき、それはどうしても二次的であるのだ。姿だけじゃなくて、声もそ
う。言葉 も。あらゆる自分自身が何かや誰かに反映させてからでしか確認できないでい
て、そういうときに 私は誰よりも私のことがわからなくなる。
鏡よ鏡、教えて下さい。世界でいちばん誰よりも、私というものが何なのかについて。
【Artist】
〇梅津茜
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻3年在学
SNSアカウント Instagram →@psk15_c Twitter→psksn15_c
活動履歴
2021年4月 グループ展「IDENTITY」Room_412
5月 グループ展「ひととなり」GALLERY 33 SOUTH
9月 グループ展「げきりん♡過酷ューション」新宿眼科画廊
11月 グループ展「like」弘重ギャラリー
新芸術展 優秀賞、東美賞 入賞
2022年2月 企画展 「EPIC PAINTERS Vol.10 ーPORTRAITSー」THE blank GALLERY
〇守月ひかり
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻3年在学
インスタ→hikari2841 Twitter→mori_hikari
活動履歴
2021年 個展「ワそひ」 美の舎
グループ展「like」 弘重ギャラリー
5人展「言葉とは透明」弘重ギャラリー
【2022/05/31~2022/06/12】
企画展示 寿司みどり
人間
2022年5月31日(火)~6月12日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
「私は実感がありながらも驚かされる要素が含まれているものを見たいと思っています。
本展示では人間の体のしくみと生存についての絵画を集めます。
実感と新しさが共存している絵画を目指して作成し、その要素を際立たせる展示を考えました。」
【Artist】
〇寿司みどり sushi midori
1987 岐阜県生まれ
2011 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
主な個展
2021「引火」Room_412 東京
2019「獲得するための群像」Room_412 東京
2017「人間の絵」Room_412 東京
主な受賞歴
2015「シブカル杯」準グランプリ
2014「1_WALL」ファイナリスト
2013「トーキョーワンダーウォール」入選
【2022/05/19~2022/05/29】
企画展示 下川晴葵
スライドするぼくら
2022年5月19日(木)~5月29日(日)
11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日18:00まで
この度、下川晴葵による個展「スライドするぼくら」を開催します。
私の関心は、常に他者との関係の中にあります。
私とあなたの繋がりはいつも透明で、私とあなたの境界はいつも曖昧です。
透明ということは、知覚できないのに確かにそこにある、と感じられるということで、私はそれがつくづく不思議なことに思えて仕方ありません。
透明なものを捉えるには、外界とのズレをよくみることだと思っています。
人と人が相対したとき、否応もなく生じるズレや隔たりを顕にすることで、同時に、他者との繋がりや自他の輪郭をどうにか立ち上がらせることはできないか、と試みています。
【Artist】
〇下川晴葵 Haruki Shimokawa
人の先入観や、メディアの構造的なズレを利用して、主体の揺らぎとともに、他者との関係やコミュニケーションのあり方を捉え直す作品を制作。映像、インスタレーション、パフォーマンスなど、メディアを横断的に駆使して新たな表現の方法を模索している。
1996 福岡県生まれ
2021 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業
2021- 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 在籍
【2022/05/03~2022/05/08】
企画展示 Risa Motogi
”Glass Exhibition”
2022年5月3日(火)~5月8日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
※最終日18:00まで
無意識に目にする景色の中にある温かさや安心感を感じることのできる「好景」の中で目にした形、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合い形となる。
別々のきっかけでしまわれた感情や記憶が、さらに別のきっかけで引っ張り出され一つの形になることで、私の感情と記憶は無秩序にひっくり返される。
そのぐちゃぐちゃになったものを一つ一つ整理していく作業が私にとっての制作活動である。
【Artist】
〇本木 理紗 Risa Motogi
ガラスを主体に金属などの異素材を合わせて作品を制作。
日常の中で目にした景色や感じた感情や記憶をもとにアイディアを考える。
2010年 女子美術大学芸術学部工芸学科 ガラスコース卒業
2013年 4月〜2017年3月 女子美術大学 デザイン工芸学科 工芸専攻ガラスコース助手
2017年4月 ~2019年3月 女子美術大学大学院 美術専攻博士前期課程
2019年4月~2022年3月 女子美術大学 デザイン工芸学科 ガラスコース非常勤講師
【2022/04/19~2022/05/01】
企画展示 石山未来 個展
”Symbolic Dream”
2022年4月19日(火)~5月1日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
「わたしが絵をみているときに画面から生まれてくるものは、わたしの日常から近くも遠くあり、心や身体の機微を縁取ってくれるような実感がある。
自分の絵の中に出てくるイメージは、自分自身の内にも外にも存在し、そこからわたしが選び、わたしが描いているという感覚がある。イメージの出発点は個人的経験であり、それはありきたりなものであり、得別なものでも、オリジナルでもない。 誰にでも等しくあるような過去や現在、それを通して生きている自分、環境やそこで経験したこと見たもの考えたこと。しかし、そこでできあがってくるイメージの輪郭を捉えようとすればするほど、自分自身が理解しようとすればするほど比類なき確信や信条があることを自覚できる。そういった信仰のようなものは 相手に伝わるものではないが、わたしの中にあるものや外にあるもので構築されたイメージを絵画を通して、描くということを通して表す。伝わった実感はあくまでも ” わたし ” の確信でしかない。確信や実感は実体のないもので、相手とわたしをつなげるのにはあまりにも弱い。しかしこれがどんなに尊くて大事なものか。通じ合うことは難しいからこそ勘違いやズレが生まれる。 それは今生きている世界で時間を持って揺れ動くものであり、時間と共にボリュームが変化し、違う世界を生み出してしまうかもしれない。しかし同時にそのズレや勘違いはそ のまま変化することなく在り続ける事もできるだろう。わかり合えなかったり自分自身がわからない状態であっても信じられるものはある。それこそがリアルなのだと思う。 そんな恐怖にも似たわくわくが常にわたしの中にあり、制作の原動力となる。わたしにとって絵画は、自分と世界とをつなげる中間地点に存在しているのかもしれない。
絵を見て、たち現れた図像や色や形に、こうするしかなかったんだと、絵と見るひとの 間でどうしようもない必然が生まれたら、わたしの目指すものになる。」
【Artist】
〇石山未来 Miki Ishiyama
1998年 北海道札幌市生まれ
2022年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2022年 東京藝術大学美術研究科修士課程在籍
展示歴・受賞歴
2019年 シェル美術賞2019角奈緒子審査員賞受賞
2021年 FACE展2021入選
2020年 個展「My punch」渋谷Room_412
【2022/03/29~2022/04/3】
木村謙太 個展
「2’」
2022年3月29日(火)~4月3日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
絵について:
図形と色に含まれるメッセージ、それらを1つの平面の結果で表現し、他人と交流する。
自分自身の経験、考えよりも大事なものは他人の理解に存在する。
それは記憶になり、感覚になる。そのイメージを追求することが私の目標になる。
2回目の個人展示の為、タイトルを「2’」にしました。
【Artist】
〇木村謙太 KENTA KIMURA
1993 日本生まれ
幼少期から大学卒業まで中国上海に生活
2012-2017 中国美術学院油絵科卒業
2018年に帰国し、現在東京在住
EXHIBITION
2020 TOKYO 個展 [AN EXHIBITION] -THE BLANK GALLERY
2022.1 TOKYO グループ展[EPIC PAINTERS Vol.9]-THE BLANK GALLERY
Instagram https://www.instagram.com/k20aki/
【2022/03/11~2022/03/20】
Room_412企画展示 桒原幹治 個展
「身を以って」
2022年3月11日(金)~3月20日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
本展はアーティスト/打楽器奏者として活動する桒原幹治による個展です。彼が積年のテーマとしている「リズムとは何なのか」という問いの中で、今回は「身体」に着目した作品を展示します。
当然のようにして私のものでありながら、時に自らの意志とかけ離れてゆくもの。 私たちにとって──そして多くの芸術家や思想家にとっても──身体はとても複雑な問題をはらんだ存在/現象です。窓であり、抵抗であり、環境であり、資本である身体とその様相に、本展を通して今一度迫ります。
【Artist】
〇桒原幹治(くわはら・かんじ)
1998 宮崎県出身
2021 東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 卒業
2021- 同大大学院映像研究科修士課程メディア映像専攻 在籍
普遍的であり、かつ特殊な概念である「リズム」を新たに捉え直すことを試みる。演奏者としての経験や汎リズム論の研究をもとに、映像・平面・サウンドインスタレーション・パフォーマンスなど多様なメディアでの制作を行う。
【2022/03/01~2022/03/07】
都竹踏地 個展
『 Cultivate 』
2022年3月1日(火)~3月6日(日)
11:00~20:00(最終日18:00まで)
※会期中無休
この度、都竹踏地 新作個展「Cultivate」をRoom_412にて開催いたします。
本展では「東京の街のどの部分をとっても全体を含んでいる(芦原義信『隠れた秩序』)」という考え方を基に、街の断片を画面上で構成し、古くから建築物の装飾に用いられる平面充填やパズルゲーム、ナンプレなどに用いられるラテン方格法などを扱い、従来の 都市風景画/街景画 と異なる都市空間への絵画的解釈を行った“JEAN-series”、ダーツ盤をモチーフにして、得点数に沿って東京のイメージを分割し組み込んだ、『Count-up/JAPAN-series』などのペインティングを公開します。
本展のタイトル、「Cultivate」には耕す,磨く,洗練するなどの意味があります。語源となるのはラテン語、“colere”であり、文化を意味する‘culture’の由来でもあります。本展で公開する作品の形式を基にして、風景画、あるいは東京という街が絵画のモチーフとして、自立し、日本的絵画表現への問いに繋がる種となれば良いなと思います。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
【Artist】
〇都竹踏地 Tsuzuku Fuji
2000年生まれ、日本とブラジルにアイデンティティを持つ。
・2022 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻3年 在籍
・2021.09 個展 “Domain Lumine”(Powder Room)
・2021.02 グループ展 “モーニングコールの踊り場”(ターナーギャラリー)
・2020.01 グループ展 “what if?-渋谷都市計画-”(Gallery Conceal Shibuya)
Twitter / https://twitter.com/tuzukfunny
Instagram / https://www.instagram.com/tuzukfunny/
【2022/2/15~2022/2/27】
Room_412企画展示 元岡奈央 個展
「Poppy Milk Party」
2022年2月15日(火)~2月27日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
元岡奈央の初個展「ポピーミルクパーティー」を開催します。この展示ではポピーミルクパーティーという名のボディーミルクを作成し、公衆浴場に見立てた会場内で活用します。タイトルのポピーミルクパーティーは、『オズの魔法使』(1939)の主人公であるドロシーがポピーフィールドで寝てしまう、という著名なシーンから着想を得たものです。
また、「フレンドオブドロシー」という言葉があります。これは広義のLGBTQの人々を指し、相手にドロシーの友人であるかどうかを尋ねることによって、敵意を避けながら性的指向を聞くために使用される独自のひそかな合言葉でした。この言葉を制作者の公衆浴場でのアウティング発覚経験に引き継ぎます。公衆浴場における性別の振り分けと裸の仲や場の解放感と安心感の矛盾、ポピーの花言葉である癒しと眠気と相容れない乳液の毒性、良かれと思って行われるアウティング行為の加害性など、これら3つの共通点を、匂いを伴うインスタレーションや掛け軸に仕立てたドローイングで構成します。
■ Zineについて
近藤銀河と元岡奈央によるzineの2号目も販売します。また2020年の秋に発行された1号目も展示します。収録される文章のタイトルは「下着カタログ」、「マンゴスチンとテンナンショウの衣替え」、「コントロールのための服/服を着るのが苦手」、「纏いたいのはミルフィーユ」、「葉巻の匂いの浴衣は使用済み下着なのか」、「コルセットと着物で紐づく体」、「服がない、クローゼットはいっぱいなのに」です。クィアZine としてジェンダー、被服や身体の話など幅広く取り扱っています。
*近藤銀河
アーティスト、ライター、研究者、パンセクシャル、車いすユーザー。
彼女は主に女性同性愛と美術の関係をテーマに研究を行い、作品を発表している。ライターとしても活動しフェミニズム、クィアの観点からの寄稿を行っている。
【Artist】
〇元岡奈央
ホームビデオからインスタレーションを制作する。下着デザインも行う。身体や物の所有権に興味を持ち骨董を集める。主に戦後の着物の収集を行う。
今後は土着性のあるクィアな制作を進める。クィアとは性別やジェンダーのマイノリティのことを一般的に指す。もしくはここではクィア当事者によって再考され、語られるマイノリティの複数の歴史や証言とする。そこで骨董の一つ一つに個人史とメディア史を導いて現在や過去のクィアの居場所を発見するインスタレーションを展開する。
【2022/1/12~2022/1/23】
Room_412企画展示 ヒキタ 個展
『/Side Fiction』
2022年1月12日(水)~2022年1月23日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
①ある事実・事象は表象と物質に分裂し、その中で質量は軽くなっていくような予感がします。また事実を構成する物質と意味は分解、置き換えられ、もう前の事実に戻ることはない。しかしテセウスの船を繰り返すからこそ、未来をも射程に収め、ついには事実を無限の存在にするのではないか、と駅前の銅像ハチ公とホログラムハチ公を見た時に思いました。
②SF小説は現在、過去未来を射程に人間の本質、行く末を探求した言語による表現で、大変面白いと思います。ハクスリーの『すばらしい新世界』の初版発行は1932年。90年前の作品ですが、古めかしさを感じなかったのは、文字媒体だったからかもしれません。そこで言語を中心に作品を作ることはできないかと考えつき、①での予感を踏まえ、言語空間と質量(現実空間)をテーマにやってみることにしました。
③なぜfictionにこだわるのかというと、一つの端末でそこそこ満たせる”範囲”に住んでいて、画面越しから観光客のような距離感で現実を見ている気がします。視覚から伝わる実体がないものを源にリアリティ(幸福感や実感、欲求というべきでしょうか・・・)を作り出し、目の前にある現実に現実味がないという奇妙な状況が出来上がっているのではないかと思うのです。
SF的な遠すぎる過去と未来、現在を射程に抑えた時間の捉え方、現代人の知覚の中に膨大な広がりをみせる表象の世界を表す一言として『 /Side Fiction』としました。時間とは常に並走しているつもりでも、過去と未来は勝手に膨張していて、こちらはルームランナーの上を走るのと変わらないのかもしれません。
【Artist】
〇ヒキタ
出身地 千葉県松戸市
2021年 多摩美術大学 油画 卒業
2021年 東京藝術大学 美術研究科 油画第3研究室 在籍
【2021/12/14~2021/12/26】
Room_412企画展示 木村有輝子 個展
宇宙の凡人
2021年12月14日(火)~2021年12月26日(日)
11:00~20:00※最終日17:00まで
※会期中無休
コロナウィルスにより、当り前だと思っていた日常は変わり続けている。私にとってもこの疫病にとってもたらされた変化は大きいものだった。色んなモノや人を失い孤独に思う日もあった。そんな中、ある問いが頭の中に浮かんだ。
いったい当り前だと思っていた「普通の日常」とは何か?
その中で生きる「普通の人」とは何なのか?
辞書での「普通の」定義は「他と変わっていないこと。ありふれたモノであること。」と書いてある。
確かにありふれた「モノ」ならこの世にはあるだろう。しかし「人や生き物」にありふれたなどというものがあるのだろうか?一人の人間を取り上げてみたところで、国籍も人種も考えも違うというのに。
そんなことを考えているうちに地球規模の「普通」は宇宙にとっての「普通」から見てどうなのだろうと考えが飛んだ。私は地球以外にも生物がいると考えている人間である。宇宙に住んでいる生き物は今の地球を見てどう思うのだろう?宇宙にとって「ありふれたモノや生き物」はいるのだろうか?そんなことを考え個展のタイトルを「宇宙の凡人」とした。
平面・立体・インスタレーションなどで私なりに宇宙規模での「普通」を会場に落とし込む。
少しでも鑑賞者の心の琴線に触れてほしいと思っている。
【Artist】
〇木村有輝子
経歴
2013 多摩美術大学 造形表現学部 造形学科 油画 入学
2014 1,13~1,19 さよなら大津英敏先生-多摩美上野毛の教え子たちと-
銀座ギャラリームサシ
7,30~8,3 三大欲求点 GESIGN FESTA GALLERY
8,22~9,16 ART SENSE vol.2
Gallery Artsoup/星ヶ宮・Art Product
10,5~10,11 ツノ展GESIGN FESTA GALLERY
11,2~11,3 TAMA ART COMPETITION 2014
準大賞受賞
1,23~2,1 TURNER AWARD 2014
優秀賞受賞
2015 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 転学
8,27~8,30 何ものでもない私たち
GESIGN FESTA GALLERY
2016 1,9~1,31 Emerging Artists 2016 Bambinart GaLLery
8,6~8,21 汐留ストリートフェスティバル2016summerグランプリ
2017 10,31~11,5 第4回 CAF賞展 入選
2019年 6,18~6,23 個展 「進華」 Room_412
12,4~15 moment ギャラリー美の舎
12,17~22 個展 「愛の巣にて幻を掴む」 ギャラリー美の舎
2020年 9,1~13 個展 「Identity Crisis」Room_412
【2021/11/23~2021/11/28】
EN KUMAGAI Solo Exhibition
『INCORPOREAL CAPSULE』
2021年11月23日(火)~2021年11月28日(日)
11:00~20:00※最終日28日は18:00まで
※会期中無休
時間の非実在性について写真・映像を用いた考察を行う。
生まれつき視覚と聴覚の働きが連動する障害をもつ。
今年5月に開催した初個展『AGAINST THE DAY』では、トマス・ピンチョンの同名小説よりタイトルを引用し、イメージの連鎖を天文学の視点から咀嚼する作品を発表。
前展に引き続き、無時間性をテーマに掲げ、”歴史・記録・記憶・光”を考察する。
【Artist】
〇熊谷 円 EN KUMAGAI /Photographer
【2021/11/16~2021/11/21】
石川貴大 個展
『公園へあと少し』
2021年11月16日(火)~2021年11月21日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
公園へ向かって歩きながら、僕は友人たちと殆ど途切れることなく話し続ける。彼らも話し続ける。公園へ着くと僕たちはベンチや地面に座り、タバコを吸ったりジュースを飲んだりしながらやはり話し続け、やがてそこから眺める景色に飽きると次の公園を目指して再び歩き続ける。景色は変わり続けるから僕たちは退屈しない。思考は変わる景色に刺激されて巡り続ける。
そうしたたわいもない行為やそこでなされる会話、その中にいる僕たちの姿とそれを取り巻く空間が、どうということはないものであると同時に、しかし僕たちがまるで真剣なのはなぜか。
街を見渡せば至る所に見つかる人々の溜まり場とその中の人々の姿について考える。私たちが仮に孤独でないとするならば。それを作り出す、ある場と私たちの姿について。
【Artist】
〇石川貴大
1996年 神奈川県生まれ
2015年 多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
2019年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2017年 ターナーアワード2016 未来賞
2019年 多摩美術大学卒業制作 優秀作品賞
【2021/10/13~2021/10/24】
<企画展示> 五十嵐あきら 個展
「銀のスプーンみたいな日」
2021年10月13日(水)~2021年10月24日(日)
11:00~20:00
※最終日24日は17:30まで
※会期中無休
この一年半は社会と隔たれた状況下での制作だったので、ある素材から次の素材へあれこれ捏ねくり回し自分と世界の繋がりを確かめるようにして制作を行いました。
今回の展示ではコロナ禍で私の支えとなった数々の風景たちをモチーフに様々な素材・技法を用いて制作した作品を展示します。停滞して凝り固まってしまった日常に、小さな風穴を空けられたらと思います。
【Artist】
〇五十嵐あきら/Akira Igarashi
1999年東京生まれ
2017年 東京藝術大学美術学部入学
2018年 芸大生有志による「東大寺本坊展」奈良東大寺本坊
2020年 有志展示3人展「BIGBREAKFAST」上野藝大ギャラリー
2021年 東京藝術大学美術学部卒業
Tokyo midtown award2021 一次審査通過
個展「銀のスプーンみたいな日」room_412
HP : https://akirapono.myportfolio.com/home
【2021/09/14~2021/09/26】
<企画展示> 樺山祐人 個展 -視線ー
2021年9月14日(火)~2021年9月26日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
私は主に、日常で感じる違和感について制作してきた。それは、自分がこの世界で生きている違和感から始まり、身近にいる友人や道ですれ違っていく他者や動物、そして風景へと広がっていった。この違和感を現在、自分が生きる社会へ広げて作品にしている。
今の社会を生きる不安や憤り、矛盾、そしてコロナパンデミックが加わり、若者の一人である自分が感じる迫り来るような不安と社会の圧迫感、それを体全体で跳ね返し何かを訴えようとする力、それら全てを全面に押し出して鑑賞者に感じて欲しいと思い制作を続けている。
今回の個展の副題である「視線」は、そんな今の社会情勢に対して自分が見て、感じたものを表現したものである。
【Artist】
〇樺山祐人
1997年 埼玉県出身
2020年3月 多摩美術大学絵画学科油絵専攻卒業
2020年4月 多摩美術大学大学院絵画専攻油画研究領域 博士課程前期入学
展示歴
2017年 ラーメンと妖精展 アートスペースココノカ
2019年 集い展 多摩美術大学
2020年 絵画世界大賞展 東京都美術館
2021年 絵画世界大賞展 東京都美術館
2021年 キッズアートギャラリー
入間市博物館アリット
受賞歴
2019年 卒業製作 優秀賞 福沢一郎賞
2020年 世界絵画大賞展 協賛社賞
【2021/08/12~2021/08/22】
永田風薫 個展 「うるわしのハワイ」
2021年8月12日(木)~2021年8月22日(日)
11:00~20:00
※ただし最終日は18時まで
※会期中無休
永田風薫による初の個展。本展では、日本における”ハワイっぽい”場所の写真を中心に、オセアニアに浮かぶ島々が地上の楽園として表象されるようになった過程や、楽園(この世にない場所)を夢想し、再現しようとしてきた人の営みを辿りながら、異所に対する憧れとそれらを認識する人のリアリティへのアプローチを試みます。
【Artist】
〇永田風薫 Fuka Nagata
1998年静岡県浜松市生まれ。
2021年東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。
現在、同大学大学院映像研究科メディア映像専攻在籍。
インターネット通信や都市などの媒介物を通しての人間間、人間と機器との相互コミュニケーションに関心を持ち、それらのを通してやりとりされる情報や信号、過去や遠隔地のイメージ表象と人間存在の関係性をメタ構造として内包する作品を制作している。
【主な展示】
2021.03 (Sound) Interaction2021 – 工房 親 (東京・広尾)
2020.10 寝床 a.k.a 混淆する幻想半径 – Shibuya-san(東京・渋谷)
2020.03 バトルフィールド2 - Room_412(東京・渋谷)
2019.07 バトルフィールド - Room_412(東京・渋谷)
【受賞歴】
2021 令和2年度 東京藝術大学アカンサス音楽賞
2019 アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA 2019 学生カテゴリー静止画部門入賞
【2021/08/03~2021/08/08】
谷本梢 個展 「私の知っている風景」
2021年8月3日(火)~2021年8月8日(日)
11:00~20:00
※会期中無休
ドローイングには人に情動を伝染させる力があると信じている。
タイトルの「私の知っている風景」とは、私個人で言えば何年か前の幼少の記憶や過去の忘れられない出来事である。
私を日本民族で掘り下げていくなら、千年以上前から祖先達が見てきた農耕生活と農村の風景である。
人間の原点に戻るなら、生まれる前の何者でもなかった自分を思い出そうと思う。
生の状態の前は死の状態であり、たとえ記憶がなくても知っている風景や感情があるはずだ。
それはどこでもない世界の風景だ。
今回の展示では描画表現で重要な「線」と「情動」を堪能できる展示となっている。児童画のような無垢で残酷な線や自然の在りようとしての発生的な線を見ることができる。
それらの線と線がつながり、私やあなたにとっての風景となる。
【Artist】
〇谷本 梢 Kozue Tanimoto
2015年から自己の整頓を目的にドローイングで感情表現を行う。当時の閉塞的な社会と精神疾患になる状況に問題意識を持ちドローイング制作を開始。原始的欲求として線を引く行為に重点を置き、鮮明な感情、情動、自然の恐れ、を表現する。それは社会に適応する中で失ってきた自己を再確認している。
1993年石川県生まれ
2019年 金沢美術工芸大学大学院 修士課程 絵画専攻 修了制作買上
【受賞】
2016年 第3回CAF賞(Contemporary Art Foundation) 入選
2017年 第4回宮本三郎記念デッサン大賞展 佳作賞
2019年 KANABIクリエイティブ賞2018 学長賞 金沢アートグミ卒展セレクション 選出
【展示】
2017年 個展 (Gallery点/石川)
2018年 個展 (RooM_412/東京)
2019年 ART NAGOYA 2019 (愛知)、東京インディペンデント、Cafeコラボ展「-PLAY ZUE- CAFE EXHIBITION」(ブラジル倶楽部/石川)、Group show (RooM_412 /東京)
2020年「Fantasia 2020”展」(GALLERY ART POINT/東京)、谷本 梢 個展(Galleria Ponte/石川)
【Instagram】
http://bit.ly/2PCvXzg @kozue_tanimoto
【2021/07/27~2021/08/01】
岩崎奏波 個展 「on the cave」
2021年7月27日(火)~2021年8月1日(日)11:00~20:00
※会期中無休
2021-5 530×455mm 布に油彩
記憶を元に制作をしていると、記憶は過去で停止しているものではなく、時間経過や今見たり聞いたりしたものと混ざりあい絶えず変化していて、絵に描いた場合絵の具の現象などによっても変化しているものだと感じます。
いくつもの事象が、それ自体が入り口となって奥底で繋がり、その瞬間に個々だと思っていたものたちが全く別のひとつになり、私の意思や記憶からも離れ、独立し、物語を勝手に作り出していきます。
私にもコントロールしきれないそれによって作られた作品は、完全に私自身の作品とは言い切れない気がします。
「on the cave」という言葉は、渋谷の街を歩いている時に思いついた言葉です。
大勢の一人が作る大きな一つの流れ、強固な地面に空いた入口から地下へ伸びる階段、その階段を降りて乗る地下鉄が私の住む街にも繋がっていること
常に何かと奥底で繋がっているイメージと、個人という意識への疑いを込めてこの言葉をタイトルとしました。
2021-6 333x242mm キャンバスに油彩
【Artist】
〇岩崎奏波 Kanaha Iwasaki
1996年 沖縄県生まれ
2020年3月 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻卒業
2020年4月 多摩美術大学大学院 絵画専攻 油画研究領域 博士前期課程入学
2020年7月 グループ展「Rooms’」参加(フリュウギャラリー)
2020年8月 グループ展「UNTITLED」参加(Room_412)
2021年3月 個展「anima」開催(フリュウギャラリー)
2021-6 オーブン粘土、色鉛筆、ボンド
2021-5 オーブン粘土、ボンド
2019-11 910x910mm キャンバスに油彩
【2021/07/18~2021/07/25】
中塚文菜 個展 「清潔な窓」
2021年7月18日(日)~2021年7月25日(日)11:00~20:00
※ただし最終日は18時まで
※会期中無休
「絵画は窓だ」と聞いたことがある.
それは私にとって憧れであり, 怒りの対象である.
今まで何度油絵具を使って絵画を描こうと試みたか分からない.
しかし, 自身を縛る幾重かの呪縛により頓挫してきた.
絵画はあらゆる要素で私を魅了するが, 私はそれらを分解, 再構築をすることで応える.
窓を触らせて欲しい.
絵画と正しく向き合うことができるまで, この作業は続いていく.
撮影:松尾宇人
【Artist】
〇中塚文菜 Ayana Nakatsuka
身の回りに起こる個人的な出来事を端緒にし, 美術や社会に対する問いかけを伴う作品を制作する. 諸川もろみ名義でも活動し, ドローイングを中心とした作品を制作・発表している.
1993年岡山県生まれ, 千葉在住
2021年 筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻 修了
2016年 広島大学教育学部造形芸術系コース 卒業
個展
2020年 「ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ」 天神山文化プラザ, 岡山
2018年 「今日も生きておる」 新宿眼科画廊, 東京
(ともに諸川もろみ名義)
受賞
2017年 群馬青年ビエンナーレ2017 奨励賞 (諸川もろみ名義)
作家ホームページ
https://moromoromoro.wixsite.com/mman
撮影:松尾宇人
【2021/07/03~2021/07/11】
荒川弘憲 個展 「Jamscape Insectcage」
2021年7月3日(土)~2021年7月11日(日)11:00~20:00
※ただし最終日は18時まで
※会期中無休
「Jamscape Insectcage」。このなかの“Jam”は、広がりのある意味をもっています。それは、日本語で「詰まり」「もつれ」「混ざり」など、思考のときどきによって柔軟に変化するものです。そして、その思考は本展の作品のなかでも、さまざまなイメージとなって出現しています。
たとえば、400個ちかい虫かごがひとところに詰め込まれたり、線が予測不可能にもつれるように描かれていたり。また、あるいは昆虫や電子部品が混ざり合っていたりと。
作家は“Jam”することで、いままでその存在をとりこぼしていたという、昆虫や、子供だったときの記憶、作家自身の内臓、それらを作家自身の思索に招きいれ、「生」を多面的にとらえようとします。つまり、「見よ」と求められたものだけでなく、その外側のひろがりをよそ見すること。それが作家の「生の実感」に迫ろうとする態度でもあるのです。
本展は、自然・テクノロジー・昆虫・身体感覚などをテーマに、映像、サウンド、絵画、ガラス彫刻など多様な手法で制作された作品で構成されています。なかでも虫かごをモチーフに、最新の映像、音響技術を効果的に活用したヴィジュアル・サウンドインスタレーションは東京芸術大学卒業展で大学美術館買上賞を受賞した話題作でもあります。このインスタレーションのサウンドデザインは音楽家・小野龍一によって手掛けられました。アンビエントかつ気配の予感に満ちたサウンドは、体感する者の「いつか、どこかで」の記憶を刺激することでしょう。
本展の作品は視覚、聴覚、触覚といった感覚をベースに体感できるものです。それらが訪ねた者のなかで“Jam”されることで「生の実感」を呼び起こします。
【Artist】
〇荒川弘憲 Arakawa Koken
1993年ソウル(韓国)生まれ、茨城在住。充実から充実へ、よそ見する美術家。2021年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。現在、同科修士課程在籍。写真、映像や平面、彫刻など表現領域を横断して制作する。制作であつかう物や事、それぞれにあるユニークな可能性に着目した表現を追求。
ホームページ:arakawakoken.net
【協力】Parti Jam Jam Jam (PJJJ)
アーティスト/リサーチャー田中ジョン直人と、アートコーディネーター若山萌恵、そして美術家の荒川弘憲からなるアートプロジェクトです。
【2021/06/15~2021/06/27】
永野唯 個展「ベイビー・アイラブユー」
2021年6月15日(火)~2021年6月27日(日)11:00~20:00
※会期中無休
※オープニングレセプション:6月15日 17:00〜20:00
(作品や制作について気軽に意見交換やお話しができたらと考えております。)
Oil on ogandy. wood frame. spark Crepon. 1620×1300mm
2020/03〜2021/01
アーティストには作家性が求められる。自然や日常、テクノロジーや社会問題など、アーティストによってテーマは様々だ。しかし、それだけではアーティストは務まらない。もう一つ重要なのは、マネージメント力だ。ギャラリストや批評家がついてくれれば話は別だが、ほとんどの若手アーティストには作品を作るとは別に、それをマネージメントする力が求められる。
マネージメントとは、言い換えればsurviveすることである。世の中にいる多すぎるアーティストと、経済的、社会的なたくさんの困難を打ち破らなくてはいけない。
今回、私は他者に打ち勝とうとするとき内に湧き上がる暴力性について制作した。
暴力や悪意はあらゆる生物に共通する根源的なエネルギーであり、その衝動が放つ光は最も純粋で美しい。
加害してきた者を見返す瞬間、もしくは自分がこれから加害しようとする者を見る瞬間、目に映る影とともにあるのは、最も醜く、最も美しい光である。
私は、アーティストとして、そして1人の人間として、内なる光に向き合いたい。それこそがこの生命を超える私なりの方法だ。
Oil on 3D work. cotton. fur. Gum tape.
1000×1000×1000mm×4 bodies
2020/03〜2021/01
【Artist】
〇永野唯
1998年埼玉に生まれる
転勤のため埼玉、大阪、上海を転々とする
2017年多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
2021年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
・主な展示
2017年「五美虫展 TAKAO 599 MUSEUM」
2018年 同上
2020年「anywhere but here ⅲ」
2021年「ART GIFT FOR YOU」
2021年「ART EXHIBITION “ZOO2021″」
Oil on 3D work. cotton. fur. Gum tape.
1000×1000×1000mm×4 bodies
2020/03〜2021/01
Oil on 3D work. cotton. fur. Gum tape.
1000×1000×1000mm×4 bodies
2020/03〜2021/01
【2021/06/01~2021/06/13】
八木美花 個展「Platée(0)」
2021年6月1日(火)~2021年6月13日(日)11:00~20:00
※会期中無休
「Platée(0)」oil on canvas 18×14cm
ドーナツの穴は描けなかったので、かわりにパンの部分を描いた。
それがドーナツの余剰部分であり、「穴」をつくり出すことこそが彼らの役目なんだと知った。
わたしはひっそりとこの「余剰部分」を「ムード」と呼ぶことにした。
【Artist】
〇八木美花
1995年 福島生まれ
2015年 多摩美術大学絵画学科油画入学
2019年 多摩美術大学大学院油画入学
2021年 多摩美術大学大学院油画卒業
【2021/05/25~2021/05/30】
井上晴日 個展「未来の幽霊」
2021年5月25日(火)~2021年5月30日(日)11:00~20:00
※会期中無休
過ぎ去った過去とあの世は何が違うのだろうか?
何百年後の未来から今を見るとき、今生きている人達はみんな幽霊になっています。
こんなところまで来るつもりは無かったのに、毎日をただ暮らしていただけなのに、いつのまにかこんなに遠くまで来てしまった。
今現在もまた時が過ぎれば思い出せなくなるほど遠くなり続けていく当たり前のことに漠然とした理不尽さや恐れを感じています。
先にあるはずの未来が今になり、その今もまた、私の目の前を通り過ぎていったなつかしい思い出達と同じように、どこかに去っていくでしょう。
記憶の中にしか存在しなくなったもの、すでに記憶にさえ存在しなくなったもの、大切に思うことさえできないまま今まさにこぼれ落ちかすかになっていくそれらの時間が全て、いまは遠くなったあの場所に、そのまま佇んでいることをどうにか証明できないだろうかと思います。
すべての距離を越えて浮かび上がらせることを繰り返し試みています。
【Artist】
〇井上晴日
1993 福岡県出身
2016 武蔵野美術大学油絵専攻卒業
展示歴
2020 二千二十二年十月歩いて14分
2019 生活のムーブ
【2021/05/04~2021/05/09】
佐々木万志帆 個展「昼と夜のあいだ」
2021年5月4日(火)~2021年5月9日(日)11:00~20:00
※会期中無休
本展示は初めての個展となります。
新作を中心に過去作品を数点出しています。
ご高覧頂けますと幸いです。
————————————
自粛期間は私にとっては心のエネルギー補給の時間となっていたようで。
普段他者と過ごすことでたくさんのエネルギーを消費していた私にとって、他者と時間の共有をしない生活はとても心地がよく、
唯一時間を共有していたのは同居している恋人だった。
ふたりとも出社がないのでゆっくり起床し、
3食一緒に食事をし、夜はそれぞれの時間を過ごしたり、一緒にアニメや映画を観賞したり。
そして早めに寝る。
お休みの日はどこにも行けないので近場をお散歩したり。
お金も派手な遊びも無いがとても人間らしい生活ができた。
とはいえただ楽しいだけの毎日ではなかったし、
時間の経過とともにそれなりにストレスも溜まっていった。
先の見えない生活や初めてのリモートワークもそうだし、
テレビをつけると現実味の無い現実と、
終わりの見えない恐怖が常に隣にいるような。
けれどマイナスな感情よりもあの時間はとても貴重で大切だったように思えるのだ。
今まで乗っていた満員電車や、他者とのコミュニケーションが極端に減った。
それにより小さな幸せを沢山再確認できた。
自分や作品と向き合う時間もできたし、社会と距離を置いた生活は新鮮でもあった。
常識の変化を肌で感じれたのも良い経験になった。
あの中で描いた作品たちは今までよりも少しだけだが、
柔らかい表情をしている気がする。
過去の作品とは違った表情を覗けたように思う。
それだけで私にとってとても意味のある日々だった。
【Artist】
〇佐々木万志帆
1994年 東京で生まれる(ソイソーススタジオ 清瀬市)
2013年 横浜調理師専門学校入学し調理師免許取得
2013年 フランス料理店で勤務
2016年 御茶ノ水美術学院 油絵科にて東京藝大を目指す
2019年 美学校にて「描く日々」「造形基礎」を受講
「展示」
2019「猫と猫たち」
2019「美学校 第51期生 アンデパンダン展」
2020 美学校「描く日々」修了展「息すってはく」
2020 美学校 「造形基礎」修了展
2020 Independent Tokyo 2020 「オヤコーズ 」
【2021/04/27~2021/05/02】
石井孟宏 個展『INTERSECTION』
2021年4月27日(火)~2021年5月2日(日)11:00~20:00
※会期中無休
グラフィティ、ヒップホップなどのストリートカルチャーの中で発展した表現方法は「ストリートアート」として形容されることが多々ある。しかしこれらはあくまでも「アート」という視点から出発しているものであり、ストリートカルチャーそのものが持っている特異性を理解しているとは言えない。
本展示では『「アート」が「ストリート」をどう見ているか』 ではなく 『「ストリート」はどのような場であるか』に注目し、アートからは見過ごされてきた世界を表現している。
【Artist】
〇石井孟宏/Tomohiro Ishii
1995年生まれ。
2014年上智大学文学部哲学科入学。
2019年東京藝術大学大学院GAP専攻入学
スケートボードを始めることによって、グラフィティ、ステッカー、シルクスクリーンや映像にも広く興味を持つ。これらの素材や音楽、電子工作、使い古したスケートボードで彫刻を制作をするなど多くの手法でストリートカルチャーやその影響、それらを構成する人間の活動について考察している。
展示歴
2019
「アートは実験である–身体とサウンドからの考察−」東京藝術大学、パリ国立高等美術学校 @東京藝術大学、École des Beaux-Arts Paris パフォーマー、音響、技術提供で参加
2020
「Ex/on」綾野文麿+水谷栄希 @ドラックアウトスタジオ パフォーマーとして参加
【2021/04/20~2021/04/25】
「IDENTITY」
2021年4月20日(火)~2021年4月25日(日)11:00~20:00
※最終日18:00まで ※会期中無休
なぜ人は人として存在しているのだろうか。
人を人たらしめているものは何だろうか。
自分は自分であると、確信を持って言えるだろうか。
人の記憶
人と自然
人が持つ情報
人の関係性・感情
人の表面
各々がそれぞれ異なる視点から、人とは何かを探る。
人の「IDENTITY」とは何か、
5人の「IDENTITY」から描き出していく。
展示風景紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=RD0OGI3Y98Q
【Artist】
〇阿部 美咲
1999 大分県別府市出身
2020 東京藝術大学絵画科油画専攻入学
〇アミノナギサ
1999 千葉県出身
2018 千葉県立千葉大宮高等学校 卒業
2020 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 入学
〇井上 玲央真
1998 東京都出身
2017 保善高等学校 卒業
2020 多摩美術大学絵画学科油画専攻 入学
2020 Gallery 美の舎 学生選抜展 優秀賞 2020 Gallery 美の舎 公募展 WORKS! vol.1
〇梅津茜
1999年 千葉県出身
2018年 千葉県立松戸国際高等学校 卒業
2020年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 入学
〇シクラトウカ
2001 千葉県出身
2020 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 入学
【2021/04/06~2021/04/18】
いしかわまなみ 初個展
「strangeness」
2021年4月6日(火)~2021年4月18日(日)11:00~20:00
※会期中無休
今まで私は、日常において感じる違和感や不安を、銅版画の細密描写によって表現してきました。
針で打たれた点や線の密集は一種の気持ち悪さを生み出し、同時にそれはイメージの強さを中和する柔らかな印象をも生み出しているように感じます。
初めてとなる今回の個展では、銅版画やコラージュ、ドローイング等で自身の中のイメージを再構成し、明確に映し出していく場になれたらと思っています。
【Artist】
〇石川愛巳 Ishikawa Manami
1998 東京都生まれ
2021 多摩美術大学 美術学部絵画学科 版画専攻 卒業(予定)
展覧会
2020年
ー「nontitle」room_412(東京)
2021年
ー「移りゆく日々、変わらない毎日」ギャラリー子の星(東京)
ー「ART GIFT FOR YOU」by MELTedMEADOW さんさき坂カフェ(東京)
OIL by 美術手帳:いしかわまなみ
Instagram:@ishikawa1121ma
【2021/04/02~2021/04/04】
桒原幹治 個展
「Essays for Rhythm」
2021年4月2日(金)~2021年4月4日(日)11:00~20:00
※会期中無休
本展はアーティスト/打楽器奏者として活動する桒原幹治による初の個展です。これまで桒原は自身のテーマである「リズムとはなんなのか」という問いに対して、映像や絵画、パフォーマンス、テキスト、サウンドインスタレーションなど多岐にわたるアプローチを行ってきました。
リズムという語で表される感覚や概念は音楽のみならず、詩や絵画、建築、読書、執筆、映像、コミュニケーション、生命活動、天体、労働における身体、果ては社会の経済的・文化的な流れなどのありとあらゆる事象や行為に対して認められます。このことは挙げた例が特別音楽的なものである、というわけではなくむしろ、リズムの語が指す先の意味領域が広大であるということを示唆しているのではないでしょうか。言語学者のアンリ・メショニックは「ただ一つの定義をリズムに当てはめることはできない」と語りました。しかし逆に、「リズム」と口にするたびにその語が全く違った意味の仮面をかぶっているとも思えません。何かしら通底するものがあるからこそ同じ「リズム」という語を選んで使っているのであり、またそのときに感じているものが「反復」や「ノリ」、「テンポ」などのある程度近しい語彙ともどこか違うと思っているからこそ、その選択をするのでしょう。
このような、広大な意味領域を取りながらもなぜか捉えることのできてしまう「リズム」に対し、どのようにその“キワ”を見ることができるか。本展ではこの問いに応えるべく、新旧あわせて8点の作品を展示します。
【Artist】
〇桒原幹治 Kanji Kuwahara
アーティスト/打楽器奏者。1998年生まれ。2017年東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科入学。芸術形式を問わず感じることのできる「リズム」を、質的なかたちを為す運動現象として概念的に捉え直すことを試みる。演奏者としての経験やリズム論の研究をもとに映像や平面、サウンドインスタレーションの制作を行う。これまでの主な展示に「あの子のこと」(KISYURYURI THEATER/2018)、「バトルフィールド」(Room_412/2019)、「ICSAF2019」(尚美学園大学/2019)、「寝床 a.k.a. 混淆する幻想半径」(shibuya-san/2020)など。主な参加プロジェクトにカブトムシ、かさねぎリストバンド、LA SENAS-COLECTIVOなど。
作家ホームページ:acpmk.net
【2021/03/02~2021/03/07】
眞藤雪乃 個展
「夢幻じゃない時間」
2021年3月2日(火)~2021年3月7日(日)11:00~20:00
※会期中無休
20歳になってから記憶が映像じゃなくなった
目と耳と脳が分離して、
映像はただの文章になった。
私には ゼロも白も無かった。
なにもかも薬として作用できないからこそ、
なあなあを探して。
日記を続けられるほどマメでもないし、
手帳に本当のことを書けるほど素直でもない。
ただただ それらは
どうしてもむげんにはならなかった。
【Artist】
眞藤雪乃
2000年2月生まれ
2015 京都市立銅駝美術工芸高等学校 入学
2018 卒業
2018 武蔵野美術大学 入学
2020 在学中
2017.02 グループ展「風が吹いたら気持ちいいね展」
2019.02 グループ展「おさげロンリネス」(※物販のみの参加)
【2021/02/22~2021/02/28】
本木 理紗 個展
2021年2月22日(月)~2月28日(日)11:00~20:00(最終日18:00まで)
※会期中無休
ガラスを主体に金属などの異素材を合わせて作品を制作。
日常の中で目にした景色や感じた感情や記憶をもとにアイディアを考える。
無意識に目にする景色の中にある温かさや安心感を感じることのできる「好景」の中で目にした形、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合い形となる。
作品に使用しているネジやナットなどの金属は形を持たない感情や記憶に対して、正確無比な形、人工物の象徴として作品に存在させている。それらの金属は、アイディアのもととなった感情や記憶、制作中に新たに生まれた感情などをガラスという素材と向き合う中で整理し、一つの形にとどめる役割を持つ。
【Artist】
プロフィール
〇本木 理紗 Risa Motogi
1987年 東京生まれ。
2019年3月 女子美術大学博士前期課程(ガラス)修了
2019年4月〜 女子美術大学非常勤講師
【2021/02/16~2021/02/21】
U.Z.N 「Urban Jangle #0」
2021年2月16日(火)~2021年2月21日(日)11:00~20:00
※会期中無休
Urban Jangle #0
あなたも発見されていない生物の一種であるかもしれない。
人混み、車、ビル、絶え間ないスクラップ&ビルド、神経がすり減るような雑音。
これらの構成要素に象徴されている都市、東京には、可能性を持ちつつも発見されていない個体が数多く息をひそめている。
運、才能、努力、コネ、タイミングなど様々なトリガーが働き、新しい生物が見出される。
上位捕食になるのか、もしくは消費され消えていくか。
殺伐とした都市の中にも自然界と同等のサバイブするための厳しさ、興味深い個性のバリエーションが詰まっている(Urban Jangle)
普段見過ごしている、営々と続く日常に点在する多様性を拾い上げ、記録していくことにより、”今の東京”のアイデンティティを示していきたい。
【Artist】
矢野尾 右山(uzn)
1994年兵庫県生まれ。
フリーランス美容師。
2020年 ZNIE 『問い¿~The human encylopedia~』制作。
美容師としてのハサミでの表現の枠を超え、自らの思考領域を新たな手段で表現するべく動画制作を行っている。
【2021/01/23~2021/01/31】
Rina Ohmoto 個展 「Vague 2」
2021年1月23日(土)~2021年1月31日(日)11:00~20:00
※会期中無休
記号としての身体の曖昧さについての作品を展開。
既存の枠に当てはまるようなものから定義し難いグレーなものそれらは全て曖昧なものであるが、調和しようと試みるとその過程では混乱や不自然なことが起こり得る。
線を取り、流れるように近づくとぼんやりと共通項が見えてくる。
【Artist】
Rina Ohmoto Photographer
【2021/01/05~2021/01/17】
寿司みどり 個展 「引火」
2021年1月5日(火)~2021年1月17日(日)11:00~20:00
※会期中無休
「閃きと行動力が濃く交差した一瞬を、画面に蓄積させた作品を発表します。私にとっての閃きとは、人物画の新しい領域に踏み込む表現方法が思い浮かぶ事です。鑑賞時に体内に火がつくような感覚を抱く作品群を展開します。」
【Artist Profile】
◯寿司みどり Sushi Midori
1987年/岐阜県生まれ
2011年/東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
・主な個展
2015年/「大願」クリエイションギャラリー日本橋箱崎 東京
「私、寿司!」ギャラリーKAZANE 東京
2017年/「光と反吐」Japan Creative Arts Gallery 東京
「人間の絵」Room_412 東京
2018年/「破裂」Room_412 東京
2018年/「新しさと」Room_412 東京
2019年/「獲得するための群像」Room_412 東京
2020年/「習作」Room_412 東京
・主な受賞歴
2013年/「トーキョーワンダーウォール」入選(同2014、2015年)
2014年/「1_WALL」ファイナリスト
2015年/「シブカル杯」準グランプリ
【2020/11/17~11/29】
石山未来 個展 「マイパンチ | My punch」
2020年11月17日(火)~2020年11月29日(日)11:00~20:00
※会期中無休
絵の外側からはじける空間をつかみたい。自分自身の頭の中にあるはずの漠然としたふわふわをパンチするべく全身を使ってつっこみつづける。絵は、”自然に”正直で”わからない”ほどまじめである。
【Artist Profile】
石山未来
1998年 北海道札幌市生まれ
2018年 多摩美術大学入学
2020年 多摩美術大学三年在籍
[展示歴]
2018年 多摩美術大学芸術祭 ゆれるはくるま展
2019年 スクエア ザ・ダブル13展(フリュウギャラリー)
2019年 多摩美術大学芸術祭 Crispy!展
2020年 スクエア ザ・ダブル14展(フリュウギャラリー)
[受賞歴]
2019年 シェル美術賞 角奈緒子審査員賞受賞
【外部展示情報】
Room_412 企画展示イベント
『寝床 a.k.a. 混淆する幻想半径』
会期:
2020年10月27日(火)~11月12日(木)11:00~20:00
※初日27日は13時から、最終日12日は17時まで
会場:
shibuya-san tourist information & art center
企画制作:
shibuya-san 、Room_412
展示アーティスト:
荒川弘憲、桒原幹治、永田風薫、元岡奈央
ライブスケジュール
・MIKISARA|11月3日(火)13:00- / 15:30- / 18:00- 各回30分程度
・カブトムシ|11月7日(土)18:00-19:00
現在再開発が進行している渋谷の風景に対する応答として、本イベントを行います。
いま渋谷を訪れている人の多くは観光や娯楽を目的とした一時的な滞在者であり、それらの人から見た渋谷の風景は自分と密接な関わりがない三人称的なイメージによって構成されています。ストリートとしての渋谷を一人称で語ることのできる人は清潔で区画整理された公園に囲い込まれ、その中で彼ら自身の楽しみを追求するようになりました。
人々が(例えば座り込むことによって獲得できるような)手を伸ばせる範囲の一時的な領分のことを、私たちはここで「幻想半径」と呼びます。「幻想半径」から一時性を取り除くことによって、人や動植物は自身の信頼できる領土=寝床(巣)を獲得します。
この幻想半径が時間的ー空間的に他者と、建物と、動植物と、空気と混ざり合っていく様こそが、渋谷に見られる独特のカオスさであり、言い換えれば渋谷の特徴的な汚さとも言えます。このような「渋谷性」なるものを展示物・パフォーマンスによって立ち現します。
【2020/10/20~10/25】
楠見遥、前田梨来「点の旅路」
2020年10月20日(火)~2020年10月25日(日)11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日17:00まで
点の旅路
1つの点ではできないことを点と点でつづけてきた
みたり 描いたり 考えたり
それは、周りを知ろうとしてるのかもしれない
交差しながら 路を描くように 点は旅をしている
その旅路の絵を みてほしい
【Artist Profile】
前田 梨来 rico maeda
2000年生まれ
楠見 遥 haruka kusumi
2000年生まれ
【2020/10/06~10/11】
石川貴大 個展
“It Is Buried Just Below The Blinding Snow”
2020年10月6日(火)~2020年10月11日(日)11:00~20:00
※会期中無休
Aztec Cameraのヴォーカル、Roddy Frameがかつて「walk out to winter」の中で“僕たちの世代は壁に向かって歩いているかのようだ”と歌った1983年からおよそ40年、2020年代へと歩み出そうとする我々もまるで“壁に向かって歩いているかのよう”だ。同楽曲にて、Roddy Frameは“冬へと歩き出すんだ”と私たちに語りかける。
私は、私の周りの友人や私の兄弟の姿を描く。彼らと私が過ごす時間の一部を切り取る。彼らと私が交わす言葉の中に現れる過去、現在、未来への反省や不安、怒りは、あるいは自身へと、あるいは社会へと向けられる。私が描く彼らの姿、正に“壁へと向かう”、あるいは“冬へと歩き出す”かのごとき彼らの姿はどのようであるか、私には分からない。しかしその姿は、彼らのそれであると同時に私の姿でもあるかも知れない。あるいは誰もがそうであるのかも知れない。もし彼らの姿が私たちの姿でもあるとして、私たちが歩き出す先の荒涼たる雪景色は私たちに対して何を意味するのか。そこへと歩き出した彼ら、あるいは私たちの姿はどのようか。
“冬へと歩き出すんだ”と語りかけた後にRoddy Frameは続けて“僕はそこにいる”と歌う。あまりの寒さに目を覚ました私たちは、眼を眩ませるような真っ白な雪の下に、あるいは何かを見つけるかもしない。
【Artist Profile】
石川貴大
1996年 神奈川県 出身
2019年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 卒業
2017年 ターナーアワード2016 未来賞
2019年 多摩美術大学卒業制作 優秀作品賞
【2020/09/18~09/26】
Room_412企画展示
柳田 美侑 個展「Painting action」
2020年9月18日(金)~9月26日(土)11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日17:00まで
以前より絵画を描いていたが、ある時他者からの強烈な身体への侵入が描いていた現象よりも遥かに強く襲い掛かって、描けなくなった。
その侵入は、一時的に感受性と言っものを麻痺させた。
暗い部屋から外に出た時、一瞬何も見えなくなる現象に似ている。私は強制的に絵画の外に立たされた。
コロナ流行下、他者との接触に対して敏感に反応せざるを得ない今、揺れ動く目の前の物事をあらゆる視点で見直すのと同じ様に、絵画に対して今一度干渉を試みる一連の流れを本展では展示している。
絵画内での動きに対し、外郭を当て嵌めることで形を再認識する試みだ。
美術という手段を使って、また新たな絵画(ペインティング)を求めて行動(アクション)する。
【Artist Profile】
柳田美侑
1996年 東京生まれ
2016年 武蔵野美術大学油絵学科入学
2020年 武蔵野美術大学院修士課程美術専攻油絵(在学中)
展示履歴
2018年 武蔵野美術大学芸術祭にて 二人展
painting fields forever
2018年 東京造形大学CSLABにて グループ展 SOLID SLIDER :street
【2020/09/01~09/13】
Room_412企画展示
木村 有輝子 個展「Identity Crisis」
2020年9月1日(火)~9月13日(日)11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日17:00まで
自分が生きる意味について考えることがある。
それは度々人に裏切られたり、心のよりどころにしていたものが無くなったりした時だ。
そんな時思い出す哲学用語がある。「Identity Crisis」という言葉で日本語訳だと「自己喪失」と言う意味らしい。私は今その「自己喪失」の中にいる。
コロナウィルスの流行により多くの命が奪い去られ色々な情報が錯綜する今、私が出来ることは何かを考えた。外に出ないこと、仕事をすること、作品を作り上げること。それしかできない事を情けなくも思い、消えてしまいたいと考えた事もあった。しかし作品を作り発表することが私にとって社会のためにできることならせめてこの個展はやりぬこうと思っている。
是非、私の「生きる意味」について見つめ直した作品を見に来てほしい。
【Artist Profile】
木村有輝子
2013
・多摩美術大学 造形表現学部 造形学科 油画 入学
2014
・1/13~1/19 さよなら大津英敏先生-多摩美上野毛の教え子たちと-
銀座ギャラリームサシ
・7/30~8/3 三大欲求点 DESIGN FESTA GALLERY
・8/22~9/16 ART SENSE vol.2
Gallery Artsoup/星ヶ宮・Art Product
・10/5~10/11 ツノ展 DESIGN FESTA GALLERY
・11/2~11/3 TAMA ART COMPETITION 2014 準大賞受賞
・1/23~2/1 TURNER AWARD 2014 優秀賞受賞
2015
多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 転学
・8/27~8/30 何ものでもない私たち DESIGN FESTA GALLERY
2016
・1/9~1/31 Emerging Artists 2016 Bambinart Gallery
・8/6~8/21 汐留ストリートフェスティバル2016summer グランプリ
2017
・10/31~11/5 第4回 CAF賞展 入選
2019
・6/18~6/23 個展「進華」Room_412
・12/17~22 個展「愛の巣にて幻を掴む」ギャラリー美の舎
【2020/08/18~08/30】
Room_412企画展示
上村さくや 個展「Vague」
2020年8月18日(火)~8月30日(日)11:00~20:00
※会期中無休
記録と記憶のズレをテーマに制作をしている。
記録は時間と空間をほぼ正確に表す。一方で、記憶は過去と現在が流動的に作用し合い、曖昧で自分本位なものである。
記録のひとつである写真を、動きを持たせた水のフィルターを通してカメラで撮影し、そのデータを写真に起こす。この一連の正確と曖昧が織り成す層とその間に生じるズレを絵に再構築させていく。
今回の展示では、上記の方法を用いた作品群と、その方法を展開させ、画面と対話することを目的とした作品群を展示する。
カメラのレンズや自身のフィルターを通してできた画面は、曖昧な人の内面を映し出すだけでなく、今見ているものや記録ですら本当に正確なのか、とも問いかける。
【Artist Profile】
上村さくや(Uemura Sakuya)
2000年 千葉県生まれ
2018年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 入学
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 3年在籍
グループ展
2019年 「kumo no hanashi」,Gallery re:tail
「mochi mochi」,武蔵野美術大学芸術祭
受賞歴
2017年 「第102回二科展」二科新人賞受賞
【2020/08/04~08/16】
Room_412企画展示「UNTITLED」
・いしかわまなみ
・岩崎奏波
・かわすみ非常
・八木美花
2020年8月4日(火)~8月16日(日)11:00~20:00
※会期中無休
コロナウィルスによる営業自粛期間中に弊廊での個展を予定していた作家達のダイジェスト版の展示を開催致します。
【Artist Profile】
〇いしかわまなみ
1998年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻在学中。
細かい銅版画の描画とシルクスクリーンやインクジェット印刷の鮮やかな色彩を組み合わせて、自分の中の不安や恐怖の塊をコラージュから版画へ展開している。
〇岩崎奏波
1996年生まれ
2016年4月 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻入学
2020年4月 多摩美術大学大学院 絵画専攻油画入学
人間以外の存在、例えば植物や動物に「心」があることを認めることは、自分達と同じ
「心」を持つ存在を食したり、飼い慣らしたり、利用したりするということに向き合う
ことである。自然や動物に対する祈りや儀式はそれらに向けた感謝であり、懺悔のよう
でもある。
自分以外の他者の存在に気づき目を向けることで、自分と相手の間にある壁に直面する
ことがある。互いの間にあるその境界線を意識した時、関係性は生まれ、壁の向こうの
世界への想像が膨らむ。
私にとって絵を描くことはその境界線と向き合うための方法であり、完全に理解し合う
ことの出来ない他者への祈りにも似た行為であるとも言える。
動物たちをモチーフに、他者と関わり合うことで生まれる、互いを隔て、同時に繋げて
いるような感覚をテーマにし、制作している。
〇かわすみ非常
1995年 東京出身
2020年 東京藝術大学 油画専攻 卒業
2016/1-2 グループ展「Twelve Artists 12人の絵」@3331アーツ千代田
2017/3 グループ展「安い肉、高いもやし」@レンタルスペースさくら原宿竹下口
2017/10 グループ展「トンネル」@高円寺pocke
2018/1 個展「カタストロフィ・生き残り・地縛霊」@新宿眼科画廊
〇八木美花
1995年 福島県生まれ
2015年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 入学
2019年 多摩美術大学美術研究科博士前期課程絵画専攻油画在籍中
【2020/07/28~08/02】
「冷静と情熱のあいだ」
ヨシザワ拓真・赤尾 亮・中島武瑠
2020年7月28日(火)~8月2日(日)11:00~20:00
※会期中無休
人の世界は意味で満たされている。それは全ての異なるリアリティとしての本質と現象の銀河であり、異なる感覚を照応する象徴の森である。如何なる惑星も確かに地球上に存在する物質を含んでいるように、如何なるリアリティにも人の本質は隠れている。シャルル・ボードレールは大衆と孤独を相等しく互いに置き換え、偶発的なものから永遠を見出したし、セカイ系の物語ではボーイミーツガールが世界の果てに直結された。
本展では 現代に 充溢し並行するリアリティを分解し、それぞれの一見異なる“意味”がもつ質量を陳列することで、その大きな繋がりを知覚しようと試みる。
冷静と情熱のあいだに、世界の本質を求めて。
【Artist】
プロフィール
〇ヨシザワ拓真
1997年年8月生まれ埼玉県出身
多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻3年 (2020年現在年現在)
2018年多摩美術大学芸術祭にてグループ展『ひと、み展』参加
2019年 『東京インディペンデント』出品
『シェル美術賞2019』入選、国立新美術館にて『シェル美術賞大賞展2019』出品
多摩美術大学芸術祭にてグループ展『20190年展』『ビスケットオリバ』参加
〇赤尾 亮
1997年5月生まれ埼玉県出身
東京造形大学造形学部美術学科絵画科4年(2020年現在)
〇中島武瑠
1997年6月生まれ鳥取県出身
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻4年(2020年現在)
2017 『TRANS ARTS TOKYO 2017五十一八クリエイティブプロジェクト』
2019 『東京インディペンデント』
『ビスケットオリバ』
【2020/07/21~07/26】
Room_412企画展示
本木 理紗 個展
2020年7月21日(火)~7月26日(日)11:00~20:00
最終日17:00まで
※会期中無休
ガラスを主体に金属などの異素材を合わせて作品を制作。
日常の中で目にした景色や感じた感情や記憶をもとにアイディアを考える。
無意識に目にする景色の中にある温かさや安心感を感じることのできる「好景」の中で目にした形、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合い形となる。
作品に使用しているネジやナットなどの金属は形を持たない感情や記憶に対して、正確無比な形、人工物の象徴として作品に存在させている。それらの金属は、アイディアのもととなった感情や記憶、制作中に新たに生まれた感情などをガラスという素材と向き合う中で整理し、一つの形にとどめる役割を持つ。
ガラス・銅板・ネジ 技法:キルンキャスト
W75×H340×D75㎜
【Artist】
プロフィール
〇本木 理紗 Risa Motogi
1987年 東京生まれ。
2019年3月 女子美術大学博士前期課程(ガラス)修了
2019年4月〜 女子美術大学非常勤講師
【2020/07/04~07/11】
Room_412企画展示
Tamana Akazawa EXHIBITION
「鏡の前に立つ」
2020年7月4日(火)~7月11日(土)11:00~20:00
最終日17:00まで
※会期中無休
「鏡の前に立つ」とは、青い芝の会という脳性マヒの自助団体の方々の言葉だ。
社会運動をする前に、鏡の前に立つ。この言葉は本来、鏡の前に立って自分の姿を直視して辛さを感じた場合に、自分に内面化されている「正しい健全者幻想」の存在を自覚するという意味を持つ。鏡の前に立つ行為は社会から属性を与えられたことを自覚的に捉え、引き受けた上で社会運動に参加するための儀式となる。
見た目に差が現れない精神的な障害において、この「鏡の前に立つ」行為は自分の症状に自覚的になることを指す。
統合失調症の症状では自分に起こっていることを経験として捉えることはできるが、自分で症状をコントロールすることは難しい。例えば代表的な症状の幻聴は、経験として感じることは事実だけれど、自分の体が起こしていると自覚し、操ることが困難なこととなる。幻聴では悪口や、本人を責めるようなことを言われることが多いという。
原因の一つとしてダブルバインドのような、選択肢が得られない中で自分の志向性(意図)を失っている状態があげられる。
「べてるの家」で行われている当事者研究で、症状を自覚して自分が取り扱いやすくするための方法として、幻聴を「幻聴さん」と呼ぶ方法がある。
自分で扱うことのできない症状に対し「さん付け」して呼ぶことで自分から一度離し、客観的に見ることが意識されている。
同じ病名を持つ人が集まり症状を語っていく中で、人とともに整理し、「統合失調症〇〇型」など、自分自身に病名とは別に自分のための型として自己病名を作る。
これは自分の症状を認め、付き合っていくための方法である。
今回作品を制作する際に、作者は支援者の立場をとる。
患者が持っている症状で自分の経験として捉えている世界と周囲との間には違いがある。自分の体が引き起こしていると自覚した上で患者が症状として感じていることは本人にとっては確かに存在する事だが、公共的な言葉にして伝える際に、自分の苦労や欲求を理解し言葉にするには工夫や協力が必要だ。
作品内で二つ目の部屋にある植物は、一つ目の部屋の絵から作者が類似している植物を探してきて配置したものだ。植物の持つ屈光性から、曲がっている方向からは光のある方向が推測できる。
植物と白い立体が対面し、お互い鑑賞し合っているような状態を観客は鑑賞することとなる。
聞き手が話し手の世界観を尊重しながら「こういうこと?」と目の前にそっと置くように問い返す。
人とともに考えを自分から剥がして客観視することで、本人の意図を作る支援を行う構造を作品化する。
(会期後、会場に展示していた文章へ内容を変更しています。)
“emulsification”
1100×1100×200
「多くを含む白から」より
【Artist】
プロフィール
〇Tamana Akazawa
1996 東京都杉並区生まれ
2016 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 入学
2020 東京藝術大学大学院美術研究科 壁画専攻 在籍
【主な展示歴】
2018
東京藝術大学油画専攻学部2年生展覧会「あの動脈とこの静脈-時と空間の旅-」(東京藝術大学絵画棟)
藝祭2018「NI/O」(東京藝術大学絵画棟)
2019
東京藝術大学油画専攻学部3年生展覧会「NI/O」(アーツ千代田3331、秋葉原)
「イッチトフイッチ」(rusu、目黒)
2020
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻4年生卒業制作学内展(東京藝術大学絵画棟)
第68回東京藝術大学卒業・修了作品展(東京都美術館)
【2020/06/16~06/28】
Room_412企画展示
KO KIKUCHI EXHIBITION
菊地 虹 個展
2020年6月16日(火)~6月28日(日)11:00~20:00
※会期中無休
「SPECTRUM LAYOUT 3.13-5.14」
パネル、キャンバス、紙、透明水彩、アクリル絵具、油彩、石膏、シリコーン、他
w 1,455xh 894(mm)
昨今は近年稀に見る生活の変化が大きい時期であり、私たちは、今まで何気なく過ごしてきた日常でのあり方を考え直し、新しい価値の更新の必要性に迫られている。
高低、粗密、大小などの差に従い、モノも人々も複雑に移動し入れ替わり目まぐるしく状況が変化するなかで、価値の配置図は今も絶え間なく書き換えられ続けている。
今回の展示では、絵画作品を数点展示する。平面の中に無造作に置かれ並べられた様々な色や素材を、個々のモノが持つ価値を絶えず判断しながら改めて配置し直し、並び替え、等価値ではないモノのバラツキのなかから作り得る不定な関係の美しさを考えていく。
この激動の世相の中だからこそ意識することができる、価値の在りかの配置図を認識し、考えるための展示を目指す。
「SPECTRUM LANDSCAPE 5.16-5.22」
木枠、キャンバス、紙、透明水彩、アクリル絵具、油彩、
石膏、シリコーン、コルク、他
w 1,167xh 910 (mm)
【Artist】
プロフィール
〇菊地虹(キクチコウ)Ko Kikuchi
経歴
1994 8月15日生 東京生まれ
2013 立教大学文学部教育学科 入学
2020 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
グループ展歴
2019
「アクリルガッシュビエンナーレ2018入賞・入選作品展」,ターナーギャラリー
「東京インディペンデント2019」,東京藝術大学陳列館
「朋芽展」,松坂屋上野店
2020
「NICE BOAT」,STAGE-1
個展歴
2019 「KO KIKUCHI EXHIBITION」,GALLERY b. TOKYO
受賞歴
2019 「ターナーアクリルガッシュビエンナーレ2018」 入選
【2020/05/26~06/14】
Room_412企画展示
Collection
2020年5月26日(火)~6月14日(日)※会期中無休
開廊スケジュール
平日(月~木) :11:00~14:00 16:00~18:30
金土日 :11:00~14:00 15:00~20:00
弊廊の収蔵品等の展示となります。
【Artist】
・寿司 みどり
・本木 理紗
・木村 有輝子
・Rina Ohmoto
・濱野 裕理
・柳田 美侑
・石川 ひかる
・Christian Marclay
【2020/05/19~05/31】
コロナウィルスの影響及び政府の緊急事態宣言発令を考慮して、下記展示は中止致します。また改めてスケジュールさせて頂きますので、情勢の収束まで今しばらくお待ちください。
Room_412企画展示
八木 美花 個展 「Park Life」
2020年5月19日(火)~5月31日(日)11:00~20:00
※会期中無休
「Sweetest SHIBUYA」 oil on canvas 530×455㎜
わたしは物事の核となる部分を断定し、決定付けることを避ける。そのかわり、余剰部分を描き出すことで、中心部の輪郭をつかむことができる のではないかと考えている。
わたしはこの「余剰部分」を『ムード』と呼び、絵画を制作する。
「No.08」 oil on canvas 1455×1120㎜
【Artist】
プロフィール
〇八木美花
1995年 福島生まれ
2015年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 入学
2019年 多摩美術大学美術研究科博士前期課程絵画専攻油画 入学(在籍中)
「Park Life」 oil on canvas 530×530㎜
【2020/04/21~05/03】
コロナウィルスの影響及び政府の緊急事態宣言発令を考慮して、下記展示は中止致します。また改めてスケジュールさせて頂きますので、情勢の収束まで今しばらくお待ちください。
Room_412企画展示
岩崎奏波 個展 「SWEETIES」
2020年4月21日(火)~5月3日(日)11:00~20:00
※会期中無休 ※最終日17時まで
「クマ」72.7×60.6cm
異なる世界との間にある境界線のような存在
みえない世界や触れられないものに対する憧れ
近づけば近づくほど浮き彫りになる違い
共に生きることの難しさ
人間と関わり合う動物たちをモチーフに、自分と他者を繋げ、同時に隔てるものをテーマに制作を行っている。
「イヌについて」91x91cm
【Artist】
プロフィール
〇岩崎 奏波
1996年 5月12日生まれ
2016年 4月 多摩美術大学 絵画学科 油画専攻 入学
2020年 4月 多摩美術大学 大学院 入学
「回転するイヌの森」116.7x91cm
【2020/04/02~04/15】
Room_412企画展示
笹山直規 個展 「Still Life」
2020年4月2日(木)~4月19日(日)11:00~20:00
※会期中無休
【Event Information】
・ Opening Party 日時: 4月2日 18:00~20:00
※どなたでもご自由にご参加ください。
※作家在廊日:4月18日、4月19日
コロナウィルスの影響を考慮して、下記トークセッションは中止致します。
・ Talk Session
「それは、果たして死体画なのか?」
Guest : 布施英利 (美術批評家、解剖学者)
日時: 4月18日
16:20分開場 16:30開演
入場料:1000円 25名限定
申込窓口:event@room412.jp
(定員になり次第締切)
「City Girl 」53×53cm モンバル紙に水彩
絵画で「死」を表現する。
日本の仏教絵画には、美しい女性の死体が腐敗し白骨化していく様子を、9段階に分けて描いた「九相図」というものがある。
また、浮世絵師の河鍋暁斎が描いたドクロは、スルスルっと目の穴からトカゲが這い出していて、とても愛らしい。
これら動的な日本の絵画に対して、西洋の美術では、机上に砂時計やドクロを配置して描くことで「死」を隠喩的に表現していた。
私はゼロ年代から、インターネット上に氾濫する「死体画像(写真)」を素材として描いている。
どの国の何者なのか、詳細不明な死体が多いのだが、ネットでは様々な死の情報が日々更新されている。
今回の個展では、静的に「死」を表現する西洋美術に倣って、静物画(Still Life)の見立てから死体画を試みた。
「Runner」72.7×72.7cm モンバル紙に水彩
<木版画について>
神戸連続児童殺傷事件の犯人である少年Aは、
「運動会で緊張するなら、周りの人間を野菜と思ったらいいよ」と親から教わり、友人や学校の先生など、周りの人間が野菜に見えてしまう、と答えたそうだ。
KITCHEN MAMA と題したシリーズ作品は、100円ショップなどで買った「まな板」に、台所で惨殺された女性の死体を彫っている。
A FAMILY という作品は、冷蔵庫に入れて隠された(それぞれ国や時代が異なる)男女、子供の死体を、一枚の絵の中に収蔵した。
2020.4.2. 笹山直規.
KITCHEN MAMA 1 素材:木版画 22×40cm 2019年
A FAMILY 素材:木版画 18.5×30cm 2019年
【Artist】
プロフィール
〇笹山直規
略歴
2004年 大阪芸術大学美術学科卒
2005年:「群馬青年ビエンナーレ’05」 大賞受賞
2010年:「酸化したリアリティ」 群馬県立近代美術館
2019年:「VOCA展2019」上野の森美術館
その他、個展、グループ展など多数開催
【2020/03/03~03/11】
Room_412企画展示 石川ひかる 個展「あわい」
2020年3月3日(火)~3月11日(日)11:00~20:00
※会期中無休
ずっと覚えてる風景、
名前も知らないひと。
夢か現かわからないような
おぼろげなもの。
「 わたし 」をとりまくものをモチーフに
作品をつくっています。はっきりとしないものだからこそ
そのものに付随する感情を
たいせつに思い出しながら
作品に織り込んでいます。いつかの記憶につながるような
そんな作品たちを展示します。参考:「あかとんぼ」2019.10 oil on canvas
【Artist】
プロフィール
○石川 ひかる ishikawa hikaru
油絵を中心に立体なども制作。1999 徳島県生まれ
2018 多摩美術大学 絵画学科 油画専攻 入学2018 ワークショップ「 美大生とやる初めてのアート 」(ギャラリー芙蓉)
グループ展「予感」(1巡目 八王子 ajirochaya)(2巡目 上野 ギャラリーkazane)
2019 「二十歳の輪郭」 コンクール入賞受賞展 「二十歳の輪郭」(北の大地美術館)
グループ展 「いただきます展」(shop&gallery mintaka)
グループ展 「選抜展」(多摩美術大学 絵画東棟)
グループ展 「ちょこっと展」(多摩美術大学 イイオギャラリー)
作品Webサイト【 https://hikaruishikawa.jimdofree.com/ 】
「肖像」2019.10 oil on canvas
参考:「家」2019.12 oil on canvas
【2020/02/21~03/01】
Room_412企画展示 「BattleField2」
2020年2月21日(金)~3月1日(日)11:00~20:00
※会期中無休 最終日17:00まで
本展は「バトル」をテーマに据えます。
「バトル」とは、何らかの到達点に向いて衝突が起こる出来事です。
一方から他方へ力が加わることにより、どちらも変形・損傷しえます。
ゆえに現実では、非常に面倒くさく、また恥ずかしいものです。
2回目となる今回は、中盤戦です。
それは(それ以前から来る疲労やその先を読む体力などの)足かせをもった静かな拮抗を指す謂いでもあります。
同時に、自身を客体化し相手を主体化することによって図られるその先読みは、およそ刹那的な行いです。
そしてその行いを絶え間なくやるために必要なのは、集中という名のメモリの節約です。そこで捨てられるものは何でしょうか。
捨てざるをえないものを捨てて初めて前進し得たとしても、私たちは何が捨てられたかを忘れることが可能です。
対して、捨てざるをえない全てを抱えたまま集中することは可能でしょうか。
ここを本展における一つのアンカーポイントとして考えます。本展展示者はそれぞれがそれぞれの拮抗を持っています。
荒川は対風景、大町は対自意識、岡は対シミュレーションの活用、桒原は対リズムの存立、佐野は対観客、永田は対大きいもの、元岡は対モノそのもの。
Room_412にてこれらの拮抗を展開します。桒原幹治 2020.01.26
【参加者プロフィール】
・荒川 弘憲 Koken ARAKAWA
1993年韓国ソウル市出身
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科3年 在籍
人とモノと風景との対話から、ユニークでノンリニアな世界のための制作を行う。「jam」、「つたなさ」、「その辺」などがキーワード。・大町龍司 Ryuji OMACHI
1999 北海道札幌市出身
東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻2年 在籍
失恋をきっかけに主に少女を制作してきた。古典的な絵画と原始的な感情の総合を目指す。・岡 千穂 Chiho OKA
1995年 岡山県出身
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 卒業
東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻 在籍
コンピューター、オーディオサンプルを用いたアルゴリズミック・コンポジション、ソフトウェアやフォーマットといった環境、またそれを/が形作るコミュニティ等の環境に、興味関心を持っている。・桒原幹治 Kanji KUWAHARA
1998年 宮崎市出身
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 在籍
リズムについて考える。打楽器的な経験や論理的否定の思考をもとに、制作や演奏を行う。日本リズム学会学生会員。・佐野幹仁 Mikihito SANO
1996年 兵庫県出身
東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻 在籍
打楽器をやってます。ですが打楽器をやりたい訳ではなく、自分を表現するのに今たまたま適しているのがそれなだけです。・永田風薫 Fuka NAGATA
1998年 静岡県浜松市出身
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 在籍
メディア、都市、自分より大きいものに関心がある。・元岡奈央 Nao MOTOOKA
1998年 愛媛県松山市出身
東京芸術大学美術学部先端芸術表現科 在籍
好きでもない家族のおさがりを着ることで実存と身に纏うものの関係に時間軸やその政治を取り入れた接点から考えるようになった。それでいて古物の恒久性に憧れている。
【2020/02/11~0216】
Room_412企画展示 寿司みどり「習作」
2020年2月11日(火)~2月16日(日)11:00~20:00
※会期中無休
「習作1」2020.01
作家、寿司みどりは一貫して「普遍的な実感を伴う新しい人物画」をテーマとして、作品を発表してきました。、寿司の表現する「実感」とは、人物・群像などの対象の持つ外形のみならず内在する個性や心理、さらには環境等外的要因に依存する特性として、作品上に表現されてきます。
今回の展示はこのような作家の思考を端的に示すドローイングを「習作」として展示していきます。参考:「習作2」2020.01
【Artist】
プロフィール
◯寿司みどり Sushi Midori
1987年/岐阜県生まれ
2011年/東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業・主な個展
2015年/「大願」クリエイションギャラリー日本橋箱崎 東京
「私、寿司!」ギャラリーKAZANE 東京
2017年/「光と反吐」Japan Creative Arts Gallery 東京
「人間の絵」Room_412 東京
2018年/「破裂」Room_412 東京
2018年/「新しさと」Room_412 東京
2019年/「獲得するための群像」Room_412 東京・主な受賞歴
2013年/「トーキョーワンダーウォール」入選(同2014、2015年)
2014年/「1_WALL」ファイナリスト
2015年/「シブカル杯」準グランプリ参考:「習作3」2020.01
【2019/12/24~12/29】
岡部 芳文 個展 2019 Life of Joy ―歓喜の生命―脳裏に浮かぶ形象を捉え、キャンバスの上に表す。
やって来るのはいつも「生命」の、そして「自然」のイメージだ。「生命・自然」は、私にとって永遠の驚異であり、神秘である。
それは心を惹きつけてやまない対象であると同時に、自分自身でもある。湧き上がる「生命・自然」のイメージを捉えるとき、
そこに得も言われぬエネルギーを感じる。
そして生きる力の噴出に「歓喜」を感じる。「生命・自然」という存在自体が、この世界における「歓喜」なのだと思い、
「Life of Joy」というタイトルを付けました。岡部 芳文
【展示期間】
2019年12月24日(火)~12月29日(日)※会期中無休
※作家在廊予定日:
・24~27日:16時~20時
・28、29日:11時~20時【開廊時間】
11:00~20:00【Artist】
◯岡部 芳文(おかべよしぶみ) 略歴
・Okabe Yoshibumi
1963年 茨城県生まれ。2014年より山口県在住。
1986年 筑波大学第3学群社会工学類卒業(都市計画専攻)
1994年 人間と自然の本質を探求するため旅に出る。
日本からトルコまでの18の国・地域を歩く。インドに最も長く滞在。
写真を始める。
2000年 東京綜合写真専門学校卒業
2002年 写真個展「A WAY -インドの道」 (東京:代官山フォトギャラリー)
2004年 インドネシア バリ島に滞在し、彫刻を始める。以降日本との往復。
2006年 絵画を始める。
2007年 絵画個展「Inner Cosmos Trip」 (東京:小野ギャラリー京橋)
2008年 写真個展「Bali Kaze」 (東京:PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo)
2009年 絵画個展「Inner Cosmos Trip 2 生命」 (東京:小野ギャラリー京橋)
2009年 彫刻個展「Anima」 (東京:小野ギャラリーⅡ)
2010年 絵画個展「Inner Nature」 (東京:アートギャラリー銀座)2012年から自給自足に取り組み、日本で制作するための環境を整える
(それまではバリで制作)。
2014年から徐々に制作を再開し、
2017年から個展に向けた制作を始め、現在に至る。
【2019/12/17~12/22】
ctlxy / yamasa 「Body-Img」私たちは日々、何も考えずとも常に状態が移り変わっています。
それはその人の纏う装飾や服装にも表れていきます。
生き物としての裸、動きやすい普段着、集中を促すユニフォーム、自らの魅力を引き出すためのドレスアップ、
恥ずかしいけどいつかは着てみたい憧れの服。自分の範疇の外にある異種の肌たち。
その姿を眺めれば、完全のようでいて不完全であったり、思いもかけない反応が始まっていたり、
10秒前の自分にはなかった、魔法のような強さを秘めることになったりする。
裸の我々が纏うことによって移ろいゆく様をここで眺めてみましょう。【展示期間】
2019年12月17日(火)~12月22日(日)※会期中無休【開廊時間】
11:00~20:00 ※最終日は19:00まで【Artist】
◯ctlxy
Left:Scripter(2019) Center: Witch(2019) Right:Witch(2019)
無限の可能性 / 不穏な現象性を持つマテリアルと人を組み合わせる(身に纏わせる)ことによって、その不穏な現象を孕む者=トリックスターのようなものを誕生・肖像にさせることを視野に置き、CGやARを用いたインスタレーションで表現する
◯yamasa
自身には叶うことのできない妄想としての憧れを他者を通して表す。
または被写体が本当に持っている別の一面を映し出すことを主眼に置き
「その人の範疇を超えた写真」を撮る。https://www.instagram.com/ymsunpo/
【2019/12/6~12/15】Room_412企画展示
梶浦 徳雄 個展 「− ma (間) −」
ma-赤い空間-(2019) − ma (間) −
この言葉を私達日本人はごく一般的、日常的に用いています。同時に重要な意味を持つ特別なものとしても意識しています。日常の中で私達は物事の状態、内容について、またその善し悪しについて度々この言葉を用いて表現しています。その意味、内容は常に一定のものではなく状況、状態により様々に異なっています。最も単純な意味としては物と物や時と時などの隔たりがあります。そしてその要素、状態、構造指し示し、更にそれらの関係及びそれらを総括した意味をも持ってきます。
この言葉は単一の意味として用いられることもありますが多くの場合複数の意味、内容をその中に含んでいます。そして物、事を表す言葉として用いられるのですが、それは物、事を直接指し示すものではなくそれを取り巻く環境や周辺の状況、状態、要素更にそれらの関係を表します。
私達は事物を的確に表現し得る有効なものの一つとしてこの言葉を用いています。それは事物の独自性つまり個性、特性が個そのものだけでなくそれと同等もしくはそれ以上に外的な状況、その内容との関係によって決定されていると考えられていることを意味しています。つまりあらゆる事象は固定した独自性(個性)を持つものではなく置かれた状況、互いの関係の中で色々な可能性を持ちうる一般的存在といえます。私達が知覚、認識している事象の姿は一般的存在のある一時の姿です。それを決定している要素、関係の総称が“ma”です。(梶浦徳雄)
ma-空間の構造・赤-(2019) ma-空間の構造-(2018) 私達の世界(空間)は可能性と呼べる波(エネルギー)に寄って満たされています。何もない世界、つまり真空(空、無)は全てを創造し得る均一な波の集積です。それが変化することで様々な事物、事象が現れてきます。ある時は音、ある時は光、色また物(物質)等々として。この世界は波の様々な変化、動きによって作り出された事象と考えます。それぞれの事象は全て平等な存在として互いに関係、作用し合うことで成り立ち変化していきます。音は変化した光であり物質でもあります。光は形を変えた物質であり光でもあります。物質も当然同様です。私はそれらの関係、作用のあり方を様々に仮定、模索することにより制作を行っています。
私の作品は全て絵画、彫刻という考え方のみではなく言語であり、音(音楽)であり物理学、化学、数学等々もしくはそれら関係の上に成り立つ存在でありたいと考えています。作品はそれに接する人、その環境、状態、状況によりその存在が様々に変容します。物、事柄は全て固定化されたものではなく互いの関係の中で様々に変容し正しいあり方を示そうとするバランスの存在です。
この考え方が私の制作の基本になっています。(1987)梶浦徳雄
【展示期間】
2019年12月6日(金)~12月15日(日)※会期中無休
※作家在廊予定日:12月6日〜9日、12〜15日【開廊時間】
11:00~20:00【Artist】
◯梶浦徳雄(NORIO KAJIURA)
1951年岡山に生まれる。1970年東京芸術大学工芸科デザイン専攻入学。1975年同大学大学院油画技法材料研究室入学。同大学院修了の後一年間研究生として在籍。1981~82年国立ウイーン美術大学彫刻科に留学。ウイーンを中心にオーストリア、ドイツ各都市の美術事情を調査。各時代、各傾向の美術が社会、一般生活と自然に結びついている状況に感銘を受け当地での作品制作、発表活動を志す。一時帰国の後1986年に再渡墺、以後オーストリア、ウイーン市に居住し制作、発表を行う。2017年末に制作の拠点を日本とするために帰国、岡山にアトリエを置く。展覧会(概略)
・1979年初の個展(空間構成)を神田新田村画廊で行う。1980年から84年にかけて真木画廊(神田)、神奈川県立文化センター(横浜)、新宿文化センターで個展、グループ展を各数度開催。
・1987年ウイーンでの最初の個展をギャラリー・スペクトゥルムで開催。その後ギャラリー・メルツ、ノイエギャラリーウイーン、ミノリーテン芸術センター、ツァイトクンストインスブルク等オーストリア各都市で個展、グループ展開催。
1990年よりギャラリー・ティラー(ウイーン)をメイン画廊にドイツをはじめヨーロッパ各国各都市での個展グループ展を行う。ギャラリー・マット(エッシェン)、トップエアー(シュットゥットゥガルト)、クライネ・ギャラリー(ヴァイプリンゲン)、ギャラリー・マイスナー(ハンブルク)、国立ソフィア博物館、カルカル市立美術館、市立文化ホール(ハム)他。
・1991年より日本での作品発表を再開。日本画廊(東京)、ギャルリー・ソノリテ(大阪)、天満屋美術画廊(岡山),ギャラリーK(倉敷)、ギャラリーしをり(倉敷)、安楽寺(京都)、花いろ(京都)、䕃涼寺(岡山)、薫(岡山)、アトリエ・ライブ(岡山)、レモングラス(倉敷)、プラザ・ギャラリー(調布)、あーとらんどギャラリー(丸亀)、アンクル岩根ギャラリー、シーク・カフェ(岡山)、日々の泡(岡山)、ギャラリー倉敷、アートスペースはね(熊本)、曹源寺(岡山)。Room412(東京)他。
2003年よりアートマーク・ギャラリー(シュピタール アム ピュールン、ウイーン)をメイン画廊に活動。他にプーフハイム城(プーフハイム)、ラッテマンギャラリー(ダルムシュタット)、ギャラリー・ラング(ウイーン)、フォーユーアンドユアカスタマーズ(ウイーン、チューリッヒ)、エスター・モントリオール(バルセロナ)、アン デア シュミーデ(パッシング)等。アートフェアにも多数参加。バーゼル、ウイーン、リンツ、ゲント、モントリオール、ケルン他。
オーストリア文部省、ウイーン市文化局、低地オーストリア州政府、リンツ現代美術館、メードリン市文化局等公的収蔵多数。
アトリエ:〒701-0205 岡山県岡山市南区妹尾932-1
e-mail:kajiuranorio@gmail.com
【2019/11/1ー11/10】
濵本 奏 個展「レミニセンスバンプ」「いつか読んだ記憶に関する本で、レミニセンスバンプ(Reminiscence bump)という言葉を知りました。”記憶のこぶ”という意味で、人は過去の記憶を想起する際に10代から30代までのことを思い出しやすい傾向にあることです。
今回の展示では、その記憶をテーマに写真を集めました。
記憶とは、自分でも知らないうちに形を変えていたり、消えていたりする、あやふやなものです。
私にとって写真は、記憶を忘れないために記録する媒体でもありますが、その一方で、自分の目で見た景色、つまり記憶とは異なる色や光を見せてくれる存在でもあります。記憶の保存のために残した写真によって、記憶がまた変化する、ということです。記録。記録を越えた、あたらしい像。写真の上でしか見ることのできない景色。
私がいつか、ふりかえるとき、こんな像たちを思い出すのではないかと思います。」【展示期間】
2019年11月1日(金)~11月10日(日)※会期中無休【開廊時間】
11:00~20:00【Artist】
◯濵本 奏
写真作家
2000年 生まれ
2017年 写真を始める
2018年 鎌倉にて初個展「mi-kansei」
2019年11月1日〜 渋谷WIRED TOKYO 1999にて展示予定
Mail: kanadehamamoto@gmail.com
Web: http://kanadehamamoto.tumblr.com https://instagram.com/kanadehamamoto「11月1日から 渋谷スクランブル交差点前ビル7階、WIRED TOKYO 1999さん にてタワークレーンに関する写真作品を展示予定です。是非、併せてご来場ください。」
【2019/9/10ー9/29】
Room_412 企画展示
寿司みどり 個展「獲得するための群像」渋谷Room_412では寿司みどり 個展「獲得するための群像」を開催いたします。「普遍的な実感を伴う新しい人物画」を一貫して模索してきた寿司みどりは、「群像」を新しいテーマとして新作の展示を行います。寿司は対象の持つ外形のみならず内在する個性や心理、さらには環境等外的要因に依存する特性と対峙し、人物画として表現するというアプローチを行ってきました。今回の展示はこの分析手法をさらに深堀りし、「集合体」としての「群像」の形成に付随する調和や軋轢等の様々な関係性を、対象となる人物群と共にキャンバス上に凝縮し、表出させる試みとなります。
「新しく普遍的な実感がある絵画を描くことが私の目的です。
現代の特色として顕著な、テクノロジーの発展は何らかの形で作品に反映させることが必要だという思いから、テクノロジーの発展による社会(人間)の変化と、そこに絡まった不変の根源的な人間の欲望を可視化することで新たな表現を模索した絵画を制作しました。
単体のキャンバスやギャラリー全体にこのような表現が併存した展示空間を創出します。」【展示期間】
2019年9月10日(火)~9月29日(日)※会期中無休
【開廊時間】
11:00~20:00
【Artist】
◯寿司みどり Sushi Midori
1987年/岐阜県生まれ
2011年/東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
主な個展
2015年/「大願」クリエイションギャラリー日本橋箱崎 東京
「私、寿司!」ギャラリーKAZANE 東京
2017年/「光と反吐」Japan Creative Arts Gallery 東京
「人間の絵」Room_412 東京
2018年/「破裂」Room_412 東京
2018年/「新しさと」Room_412 東京
・主な受賞歴
2013年/「トーキョーワンダーウォール」入選(同2014、2015年)
2014年/「1_WALL」ファイナリスト
2015年/「シブカル杯」準グランプリ
【2019/9/3ー9/8】
大野 菜々子 個展 「I was born here」「街に立つ」606×727 2019 キャンバス・アクリル
「私は渋谷という場所に興味があります。なぜ若者たちはこの場所に集まらなければならないのでしょう。
私は「人が生きる場所」を捉える為に制作しています。それは理想的な場所ではなく私たちが日々生きる日常の場所であり、図らずも「生きて」しまっている場所です。
私は人々が生活する「日常」の場所を描きます。モチーフとしているのは祭りの神々、異形の人、今はもういない人々です。彼らは非日常の中の人々ですが、日常の生活をのために存在しています。
渋谷という場所は人の多く集まる生命力の漲る場所であり、それと同時にハロウィーンで死者の仮装した人々が集まる、死の力が集まる場所でもあります。
私はそんな場所でこそ、普段のなんの変哲もない暮らしのための絵画を展開できると考えます。」
左:「肖像」333×242 右:「帰り道」455×380 2019 キャンバス・アクリル
【展示期間】
2019年9月3日(火)~9月8日(日)※会期中無休【開廊時間】
11:00~20:00【Artist】
◯大野 菜々子 Ono Nanako
1989年/秋田県生まれ
2017年/東北芸術工科大学大学院 日本画領域修了展示歴
2017年 「東北芸術工科大学卒業修了制作展 東京展」 東京都美術館(東京都)
2016年 「Dojima River Awards2016」 Dojima River Forum (大阪府)
「dadacha」 展 銀座スルガ台画廊(東京都)
「三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生」展 原宿GYRE (東京都)受賞歴
2016年 「Dojima River Awards2016 入選
2015年 三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生
【2019/8/20ー9/1】
Room_412 企画展示 伊地知 七絵 個展「unspecified」撮影者:豊浦英明
渋谷Room_412では伊地知 七絵 個展「unspecified」を開催いたします。伊地知 は社会的・政治的な課題に関心を寄せつつも、決して何等かの主張に汲することなく、時間軸の異なる様々な事象を併存させ、客観的に提示していくことにより、内包する矛盾・歪みが表出する空間を発表しています。今回の展示では、2019年春発表の「unspecified」と共に、新作の展示も行う予定です。
「沖縄の基地問題をテーマとして扱っています。
複雑な感情が絡み合い、戦後74年を経た今なお解決が難航している基地問題を調べれば調べるほど、私はどこに立ち、どこを見ているのかが分からなくなる感覚があります。
色々な物差しで物を図ると、全て正しくて、全て少しずつ間違っているような気がします。
生まれ育った沖縄から離れて暮らし約10年ほどたった私は、客観的な視点を持った当事者である、と言えます。本展では不特定の音や映像をコラージュし、多層的・多面的に空間に配置することによって、多角的な角度から物事の本質を浮かび上がらせようと試みています。」
【展示期間】
2019年8月20日(火)~9月1日(日)※会期中無休【開廊時間】
11:00~20:00【Artist】
◯伊地知 七絵(いぢち ななえ) プロフィール
1991年 沖縄生まれ
2013年 京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース卒業
2014年 バルセロナ大学大学院クリエイティブ・アーティストコース修了
2019年 京都造形芸術大学大学院ペインティング領域修了
2019年 「京都造形芸術大学修了展」、「宇宙船地球号」(東京都美術館)出品
【2019/8/2ー8/18】
Room_412 企画展示 「Group Show」
Room_412では、2017年の開廊以来、身体性・空間性を重視した展示を企画して参りました。今回の“Group Show”は今までの展示より秀作を集めた作品展です。【展示期間】
2019年8月2日(金)~8月18日(日)※会期中無休【開廊時間】
11:00~20:00【参加Artist】
・Risa Motogi
・木村 有輝子
・伊地知 七絵
・Liu-Haoran
・林 深音
・寿司 みどり
・Rina Ohmoto
・谷本 梢
・家入 瑞穂
【2019/7/16ー7/28】
Room_412 企画展示 家入 瑞穂 個展「focus」「私たちの前に現れる人体彫刻の多くはブロンズ像や石膏像である。それらの原型は人の手で粘土を使ってかたちづくられる。ブロンズや石膏が人体彫刻の鎧とするならば、粘土は表に出ることのないその内部=本体であると言える。日本人は明治時代にイタリアから「彫刻」という概念を授かったときから、人のかたちをつくることに磨きをかけてきた。
現在では、アニメキャラクターのモニュメントという作者を必要としないかたちが登場したり、3D プリンターのような人の手なしでの制作が可能となっている。
時代は変化しても、人は人のかたちをつくることをやめない。私は「いま、日本で、人体彫刻をつくる意義」について、私自身の身体を私自身の身体でつくることによって見つめ直したい。人のかたちをした彫刻とは一体何者なのか。その本体を表に出すことで改めて問う必要がある。」