Home


Room_412 は、絵画・造形・インスタレーション・書画・写真・映像などの表現の場としてご利用いただけます。現在2022年12月までの予約を受付中です。
Scheduleページをご参照の上、お問合せください。
また、Specificationページに記述してあります機材は全てレンタル料金に含まれております。
内覧ご希望の方は、Contactページのお問い合わせフォームよりご連絡いただくか、
Tel: 050-5319-8428
E-mail: info@room412.jp 担当:伊東までご連絡ください。
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町15-8 高木ビル412号室 >>Google map
東京都公安委員会許可 第303311806184号 美術商


・Room_412は、取扱作品をOIL by 美術手帳に出品しております。
OIL by 美術手帳の弊廊ページをご参照ください。

【出品作家】
Ohmoto rina いしかわまなみ
岩崎 奏波 菊地虹
荒川弘憲 寿司みどり
上村さくや 谷本梢
本木理紗 石山未来
木村有輝子 林深音
石川貴大

【Now Showing】

myheirloom 運営企画
山ノ内 陽介 個展「深淵まで」


2021年5月11日(火)~5月23日(日)11:00~20:00
※会期中無休

「Untitled」 2021

山ノ内陽介という作家は変わっている。
飄々としており、掴みどころがない。
SNSを始めたと思いきや「修了展期間限定なんで…」とあっさり終了し、黙々と制作に向かう姿勢がやや浮世離れしているようにも見える。

「作品は二の次の、後付けの様なコンセプト。僕はそんなものにあまり関心がなくて。ただひたすら上手くなりたいし、絵画ともっと向き合っていきたい。見てくれた人の心に刺さる、良い絵を描き続けたいだけです。」

なんのために描くのか、内から出る衝動や感情というものの対極に存在する、冷静な絵画への眼差し。

構図、絵の具の使い方、配色、ストローク、技法。
根底にある思いは「何を描くのか」や「なんのために描くのか」では無く、シンプルに「どう描くか」の追求だ。
描くことへの飽くなき探求心から筆を取り続ける姿勢は、意味生粋のクリエイターであると言えよう。

まだ見ぬ完成体を現在進行形で追い求め続け、眼の前の絵画のみに没入出来る鑑賞体験と、一瞬で人を引き込む造形物としての純粋なパワーの創造こそが、作家としてのモチベーションであり制作理由となっている。

本展は山ノ内が東京藝術大学の修士2年となった昨年から、今年3月の修了制作に向け構想してきた「絵画の表層(皮)」シリーズと、現在進行形で研究中の抽象絵画のシリーズ、さらに、山ノ内作品の根源的な部分であるストロークの美しさを追求してきたポートレートペインティングシリーズの3シリーズで構成される。

「皮」は文字通りオイルの膜を利用した造形的技法で制作されるシリーズであり、本展の展示構成において中心となっている。
絵の具と油の配分を調整し、一度パネルに描いたものを内部が乾く前に表面だけ剥ぎ取ることで異質な存在を放つ「皮」が生まれる。

この異質な「皮」は強烈に空間における視線誘導を引き起こし、鑑賞者と支持体との間の「ズレ」による違和感から、どこか居心地の悪さと、逆に目について離れないような相反する感覚の揺さぶりをもたらしている。

また、修了展で発表した抽象的な図像作品は、ある意味この「皮」を中心とした視覚の揺さぶりを中和し、不安定な場にピリッとした空気をもたらす役割を担っていた。現在進行形で取り組んでいる新しい展開でもある。

そして、ポートレートシリーズは山ノ内の共通した特徴でもある「表情のない」ものとなり、顔の中身は大胆な筆致により塗りつぶされている。
このストロークにはある意味感情を乗せ、無表情の先の見えない心象を炙り出すかのように描かれており、無い表情の奥に吸い込まれるかのような没入感を獲得した、ブラックホールのような絵画となっている。

これらの技法は現在進行形で進化しており、素材として「皮」を剥がされた残骸を活かした作品や、下地を描いた後で上から重ねて二層目を描き、乾ききる前に二層目の一部を削り取ることで一層目の下地を露出させるような複層的な作品など、多様な表現の振り幅に可能性を見出している最中だ。
今後は抽象の表現にも力を入れ、さらなる技法の探求に向かっていく、まさに過渡期となる作品群である。

今回、主に2020年以降の山ノ内の技法への探求成果を公開するとともに、現在進行形で絵画に挑み続ける彼の眼差しを追いかけるための入口となっている。

「深淵」に向かうかの様にストイックかつミニマルな制作への姿勢と、型にはまらない創作への探究心。

絵の具という物質が絵画へと変換される瞬間の、作品が持つその本質的な魅力に触れてもらえれば幸いである。

【Artist】
〇山ノ内 陽介
1996年生まれ 神奈川県在住
2018年 シェル美術賞 学生特別賞 受賞
2019年 名古屋造形大学 造形学部 造形学科 洋画コース 卒業
2021年 東京藝術大学 大学院美術研究科 油画修士課程 修了
2021年 東京藝術大学 修了展 帝京大学買上

【企画運営 myheirloom 】

myheirloomは、今後大きく活躍が期待される国内若手アーティストを中心に、作品形態に拘らず多様な視点から企画展を運営するエキシビット・プロジェクトです。
「宝物と出会える空間」をテーマに、非日常なものであると思われがちな美術作品を、日常の中に当たり前のように浸透させ、新たなカルチャーへの入口として開かれた企画・空間を目指します。
URL:https://www.myheirloom.info/


【Scheduled Exhibition】

井上晴日 個展「未来の幽霊」


2021年5月25日(火)~2021年5月30日(日)11:00~20:00
※会期中無休

過ぎ去った過去とあの世は何が違うのだろうか?
何百年後の未来から今を見るとき、今生きている人達はみんな幽霊になっています。

こんなところまで来るつもりは無かったのに、毎日をただ暮らしていただけなのに、いつのまにかこんなに遠くまで来てしまった。
今現在もまた時が過ぎれば思い出せなくなるほど遠くなり続けていく当たり前のことに漠然とした理不尽さや恐れを感じています。
先にあるはずの未来が今になり、その今もまた、私の目の前を通り過ぎていったなつかしい思い出達と同じように、どこかに去っていくでしょう。

記憶の中にしか存在しなくなったもの、すでに記憶にさえ存在しなくなったもの、大切に思うことさえできないまま今まさにこぼれ落ちかすかになっていくそれらの時間が全て、いまは遠くなったあの場所に、そのまま佇んでいることをどうにか証明できないだろうかと思います。
すべての距離を越えて浮かび上がらせることを繰り返し試みています。

【Artist】
〇井上晴日

1993 福岡県出身
2016 武蔵野美術大学油絵専攻卒業

展示歴
2020 二千二十二年十月歩いて14分
2019 生活のムーブ


【Scheduled Exhibition】

八木美花 個展「Platée(0)」


2021年6月1日(火)~2021年6月13日(日)11:00~20:00
※会期中無休


「Platée(0)」oil on canvas 18×14cm

ドーナツの穴は描けなかったので、かわりにパンの部分を描いた。
それがドーナツの余剰部分であり、「穴」をつくり出すことこそが彼らの役目なんだと知った。
わたしはひっそりとこの「余剰部分」を「ムード」と呼ぶことにした。

「Song Machine」oil on canvas 18×14cm

【Artist】
〇八木美花
1995年 福島生まれ
2015年 多摩美術大学絵画学科油画入学
2019年 多摩美術大学大学院油画入学
2021年 多摩美術大学大学院油画卒業

「The disco dancer」oil on canvas 18×14cm

【Access】
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町15-8 高木ビル412号室 >>Google map

Tel: 050-5319-8428

階段で4階までお上がり下さい。

Entrance

【フロア概要図】

【レンタルギャラリー利用料金】
原則として7日間(月曜日午後~月曜日午前)1単位をワンクールとし、当ギャラリーホームページでの告知を含めて、ワンクール88,000円(税込)としています。学生及びそれに準ずる方には割引があります。また、個別に利用規約(terms of useのページに記載)に規定されている事項のご相談にも応じます。設営期間として相応の日数が必要な場合などもご相談ください。